ジャガー

ジャガーよ…一体どうしたんだ。。。世界中から批判に晒されているが、全てのラインナップを電気自動車へと変えるジャガーに未来はあるのか??

Yuu

ジャガーの新しいラグジュアリー車

ここ最近で最も注目を浴びているのが英国の高級ブランド「ジャガー」になる。

X351 XJ

2019年から各モデルの生産終了がアナウンスされていたが、まず初めにフラッグシップモデルのXJが姿を消した。ジャガーの中でも特に好きなモデルで独自性のあるインテリアはライバル車のメルセデスベンツ Sクラス、BMW 7シリーズ、ポルシェ パナメーラとは異なった英国らしい高級感があった。本革を惜しみなくに使ったインテリアやダッシュボードから左右ドアに広がっているウッドパネルは正に芸術品であった。

大型ラグジュアリーセダンからの競争から撤退し、2023年末にはジャガーらしさが詰まっていたFタイプが消え、XE、XFといったセダンも姿を消していった。

F-type

残るモデルは僅かながら利益を出していた小型SUVの Eペイス、電気自動車であったIペイスも収益率が低いが為に生産終了という結果になった。

F-Pace SVR

既にディーラーに残っている車両は新古車としてジャガー・ランド・ローバー(JLR)は、2026年に電気自動車専用ブランドとして再スタートすることを目指し、英国での新車ジャガーの販売を停止した。

本国の営業マンの給与形態はどうなっているのか気になるが、日本のジャガーディーラーも厳しい立ち位置にあるかと

このことに対しジャガー・ランドローバー・UKのマネージング・ディレクターであるパトリック・マクギリカディ氏は、

『英国での販売を停止することでジャガーを活気にあふれ、魅力的で、破壊的な高級ブランドとして根本的に再創造し、その中心に電気推進力を持たせるという、当社の「再創造」戦略の一環として2021年に発表した計画の一部です』

と述べいる。

再創造という事でインスタグラムの投稿を全て削除されていた。今までのジャガーファンを裏切る形になりそうだが、様々なマーケティングを調査、把握しての判断だと考えるが私にはリスクが高過ぎるとも思ってしまう。

せめてハイブリッドという形で内燃機関を延命して欲しかったが、どうもジャガーは EVマーケットに全身全霊で取り組むらしい。

エンブレムデザインも変更され、旧エンブレムの高級感溢れるデザインとは正反対のポップで親しみ易くなった。

私の感想を言っても仕方ないが、個人的には「英国らしさが無くなった」と思った。

また様々なSNSではジャガーに対して批判的なコメントが多く、受け入れられないファンで溢れ返っていた。

ジャガーが公表したティザー映像では車の影すら出ず、意識高い系や丁寧な暮らしをしているる人に刺さりそうな内容で炎上商法を狙っているかと勘違いしそうだが、来週発表される新型車を見るまではジャガーを信じてみようと思う。

I‐type Protetype

I-type

I-typeと呼ばれる新型車のプロトタイプはロールス・ロイス スペクターやBMW 7シリーズのような、はまたまクライスラー 300Cの雰囲気も感じられる。

ティザーではA copy of nothing(なにもののコピーではない)と掲げているが、時代の風潮にも感じるヘッドライトとデイライトが分離し、吊り目のようなデザインだけは勘弁していただきたい。

(どうしても7シリーズのデザインは受け入れることができない)

BMW 7series

プロトタイプではX351 XJのような流線型のデザインではなく、シリーズIやシリーズIIIに似ている角張ったフォルムになりI-typeはジャガーのクラシックモデルの原点回帰しブラッシュアップするか気になるところだ。

XJ6 Series3

またジェームズ・メイはXで、

「私は今回の広告について、かなり複雑な気持ちである。単なるマーケティング上の戯言ではないかな。けど世界はEタイプから脱却する必要があると私は思っている」

とコメントしていた。

ジャガーにとって絶大な功績を残したEタイプやXJの栄光の時代を再び取り戻したいという気持ちが見えるが、果たしてベントレーやポルシェが参入している高級サルーン市場に対し異常なくらいに炎上しているジャガーの新型車が受け入れられるか、はたまた更に苦境に立たされるのか12月2日のマイアミ・ウィークでのコンセプトカーを楽しみにしていたい。

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整備士
現在29歳の男性。フォルクスワーゲンのプロショップでフロントスタッフをしています。 アストンマーティンDB9、マセラティ グラントゥーリズモを所有していました。 現在はメルセデスベンツ Cクラスに乗っています。 いかに安く維持するか日々節約との勝負でその奮闘記やちょっとした整備や雑談を紹介したいと思っています。
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