ホンダ

ホンダNSXが戦闘機に進化!ARTA MECHANICS LEGAVELO Aguri Edition V2Rのクリムゾンメタリックの魅力、デザインを紐解いていく。

Yuu

世界限定5台

ホンダNSXは、日本が世界に誇るスポーツカーとして、初代から現代に至るまで多くのクルマ愛好家を魅了してきた。

HONDA NSX

その最新モデルである2代目NSX(NC1型)をベースに、ARTA MECHANICSが手掛けたカスタムカー「LEGAVELO(リガヴェロ)」は、改造車を超えた存在感と技術の結晶になる。

イタリア語の「Lega(合金)」「Veloce(速さ)」を組み合わせたその名は、「TOUGH & HIGH RESPONSE」をコンセプトに、戦闘機のようなタフさと圧倒的なパフォーマンスを体現している。

LEGAVELOは、国内のNSXオーナー向けに5台限定で提供されるスペシャルフルカスタマイズパッケージで、価格は2530万円(税込)で、ベース車両のNSX(新車価格約2370〜2794万円)を合わせると、総額は約5000万円に達する。

この価格は、フェラーリやランボルギーニといったスーパーカーと同等ですが、LEGAVELOは国産車としての誇りとARTAのレースDNAを融合させた唯一無二の存在になる。

そしてそのLEGAVELO Aguri Edition V2Rは、ARTA MECHANICSが2025年に発表したホンダNSXベースのカスタムカーの特別仕様で、鈴木亜久里氏の「俺が乗りたいクルマ」をコンセプトにパーソナライズされている。

LEGAVELO Aguri Edition V2R

標準のLEGAVELO(限定5台、価格2530万円)がマットブラックを基調とした戦闘機のようなデザインを特徴とするのに対し、V2Rは「Crimson Metallic(クリムゾンメタリック)」の鮮やかな赤を採用し、より個性的で情熱的な印象を与える。

このモデルは、2025年5月8~9日にA PIT AUTOBACS SHINONOMEで先行展示され、モントレーカーウィーク(2024年)での評価を背景に、グローバルな注目を集めた。

V2Rは、標準モデル同様にドライカーボンを多用し、ARTAのSUPER GTでのレース技術を反映した空力設計と軽量化を追求。日本の道路運送車両法に適合し、公道での実用性を確保。

価格や限定台数は非公開で、標準モデルの希少性(5台限定)やカスタムパーツのハンドメイド性から、プレミアムな価値を持つモデルと考えられる。

そのLEGAVELO Aguri Edition V2Rのエクステリア、インテリアを中心にその魅力に迫っていきたい。

デザインコンセプト

 LEGAVELO Aguri Edition V2Rのデザインコンセプトは、標準モデルの「TOUGH & HIGH RESPONSE」を継承しつつ、鈴木亜久里氏の個性と情熱を反映した「パーソナライズド・パフォーマンス」を強調している。

戦闘機やステルス機のような鋭いフォルムはそのままに、クリムゾンメタリックのボディカラーで情熱的かつラグジュアリーな印象を加えている。

このモデルは、ARTA MECHANICSの「クルマとファッションを融合させる」哲学をさらに推し進め、スポーツカーをライフスタイルの一部として楽しむ文化を提案。

鈴木亜久里氏の監修により、V2Rは「速さ」と「個性」を両立させるデザインを追求。レースでの実績を持つARTAの技術力と、日本のハンドメイド職人技が融合し、NSXのポテンシャルを極限まで引き出すカスタムカーとして仕上げられている。

エクステリアデザイン

フロント

ドライカーボンのフロントバンパーは、標準モデル同様にドライカーボン(CFRP)製で、軽量かつ高剛性を実現。

大型の左右エアインテークは、エンジンルームやブレーキシステムへの冷却効率を高め、ダウンフォースを増加させる設計となる。

V2Rでは、これらのインテークがクリムゾンメタリックのボディと相まって、より鮮烈なコントラストを形成し綾織りカーボンの模様がクリア塗装で露出され、赤いボディに映えるメカニカルな美しさが強調されている。

バンパーの形状は、標準モデルと同様にナンバープレートをオフセット配置し、デザインの統一感を保ち、鈴木亜久里氏の「情熱的なクルマ」というビジョンを体現。

エアインテークのエッジは、SUPER GTのNSX-GTからインスパイアされた空力設計を反映し、高速走行時の空気抵抗低減と安定性を確保している。

またフロントバンパー下部には、ドライカーボン製のリップスポイラーが装着され、地面との距離を最適化。フロントアクスルのダウンフォースを強化し、高速コーナリング時の安定性を向上させる。

V2Rでは、リップスポイラーの仕上げにクリムゾンメタリックのアクセント(例:細部のカラートリム)が施されている可能性があり、標準モデルのマットブラックとは異なる華やかさを演出。

ボンネットもドライカーボン製で、GTカー風のエアアウトレットが特徴。3.5L V6ツインターボエンジンとハイブリッドシステムの熱排出を効率化し、冷却性能を向上させる。

純正NSXのジュエルアイLEDヘッドライトは、V2Rでもそのまま採用。細長くシャープなデザインは、クリムゾンメタリックのボディに映え、モダンで攻撃的な印象を演出。

グリル部分は、標準モデル同様にコンパクト化され、カーボンバンパーとの一体感を高める設計。

サイド

V2Rのサイドデザインは、NSXの流麗なシルエットを基盤に、サイドステップはドライカーボン製で、純正NSXよりもシャープで立体的なデザイン。

ボディ下部の気流を整え、横方向の安定性を高めるとともに、視覚的な低重心感を強調する。

フロントフェンダーとリアフェンダーもドライカーボン製で、軽量化とワイド感を両立。

リアフェンダーのエアアウトレットは、リアブレーキやハイブリッドシステムの冷却を助け、GTカーのメカニカルな雰囲気を加える。

サイドデザインの要となるのは、ARTA MECHANICSオリジナルの鍛造アルミホイール。12,000tの圧力で製造され、軽量かつ高剛性を実現している。

スポークデザインはエッジの効いた形状で、力強さと上質さを演出している。

ホイールサイズは、フロント20インチ、リア21インチで、純正NSXのスタンスを強調。高性能スポーツタイヤとの組み合わせは、グリップ力とハンドリング性能を最大化し、V2Rの情熱的なキャラクターをサイドビューで表現している。

リア

V2Rのリアデザインのハイライトは、ARTAオリジナルのステンレス製4本出しマフラー。

標準モデル同様にセンター配置のテールパイプは、GTカーの迫力とモダンな美しさを兼ね備えている。

排気効率を最適化し、3.5L V6ツインターボエンジンのレスポンスを向上させるこのマフラーは、V2R専用のサウンドチューニングが施されている可能性がある。

また日本の騒音基準を満たし、公道での実用性を確保している点も標準モデルと共通になる。

リアウィングは、ドライカーボン製で、標準モデルよりも大型で攻撃的なデザインを採用。

高速走行時のダウンフォースを大幅に増加させ、コーナリング性能を向上させる。

純正NSXのLEDテールライトは、V2Rでもそのまま採用。横長のデザインがワイド感を強調し、クリムゾンメタリックのボディに映えるモダンな印象を与える。

リアガーニッシュは、ドライカーボン製で、テールライトとマフラーをつなぐ一体感のあるデザイン。

まとめ

LEGAVELO Aguri Edition V2Rは、鈴木亜久里氏の情熱とARTAのレース技術が融合した、ホンダNSXの究極のカスタムカーになる。

クリムゾンメタリックのボディ、ドライカーボンの機能美、ハンドメイドのインテリアが、NSXのハイブリッドパフォーマンスを新たな次元に引き上げる。

限定性と国際的な評価を背景に、クルマをファッションやライフスタイルとして楽しむ文化を体現し、V2RはNSXの伝説を継ぎつつ、鈴木亜久里氏の個性が息づく唯一無二のスーパーカーである。

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT ME
Yuu
現在30歳の男性。フォルクスワーゲンのプロショップでフロントスタッフをしています。 アストンマーティンDB9、マセラティ グラントゥーリズモを所有していました。 現在はメルセデスベンツ Cクラスに乗っています。 いかに安く維持するか日々節約との勝負でその奮闘記やちょっとした整備や雑談を紹介したいと思っています。

\買取オークションで愛車を高くろう!/
セルカで無料査定
\カババで愛車を売却/
出品登録はこちら
記事URLをコピーしました