前期型ジャガー F-TYPEに後期型テールライトを移植計画 Vol.1
あの”半円ブレーキライト”の違和感を解消すべく動き出した
ジャガー F-TYPEを手に入れてからずっと、心の中でずっと気になっていたものがある。
それは以前にも紹介させていただいたリアのテールライトになる。
F-TYPEのデザインは、イアン•カラム氏による美しい流線型ボディと、クラシックなE-TYPEを彷彿とさせる丸みを帯びたテールライトのコンビネーションが最高にマッチしている。

誰もが認める「ジャガーらしい」エレガントさとアグレッシブさの融合になるが…
どうしても引っかかる部分があった。
あの半円形のブレーキライトである。
ハイマウントストップランプは、リアエンドの上部に長く一直線に伸びたシャープなLEDバーで、非常にモダンで洗練されている。

一方で、下部のメインテールライトは大きな半円状の赤いレンズがアンバランスで不恰好に見える。
夜間走行時にはポジションライトが点灯されるので問題なくら格好良いのだが日中に点灯すると、ハイマウントとブレーキライトの上下バランスが、私にはどうも調和が取れていないように感じられて仕方なかった。


日中の走行中、ブレーキを軽く踏んだだけであの半円がボワッと光る。
すると妙に「ダサく」見えてしまい、恥ずかしくなってくる。
「自分が見えない後ろ姿なんて気にしすぎじゃない?」
と思う人もいるだろう。
だが、一度気になり始めたら、もう頭から離れられないのが昔からの私の悪い癖。
駐車中や信号待ちのたびに後続車の車に反射するリアビューを見るたび
「テールライト以外のデザインは完璧なのに…」
とため息が出る。
たかがブレーキライトに1つであるが私の性格的に、もうこれ以上我慢できない段階に達していた。
社外品のカスタムテールライトを探したり、ワンオフ製作の事例がないかネットを漁り、
アフターマーケットのパーツはほぼスモークフィルムやレンズコーティング程度しか存在せず
「もう無理かな……」と半分諦めかけていた。
そんな折、2020年のマイナーチェンジ(フェイスリフト)で登場した後期型F-TYPEの写真を見た瞬間に心が揺さぶられた。

フロントはよりシャープで高級感のあるPixel LEDヘッドライトに進化。

そして何より、リアのテールライトが完全に生まれ変わっていた。


半円のブレーキライトは廃止され細長くスリムになったLEDユニット、モダンで引き締まった印象、後期型特有の「エッジの効いた」洗練された造形。
一目見て、
「これだ……!このテールライトを前期型に何とか移植できないか?」
という衝動が湧き上がった。
そこからはもう止まらなかった。
決意した瞬間から再び本格的なパーツ探しが始まった。

しかしヤフオク、メルカリ、国内の部品取り車両情報……どこを探しても出てこない。
F-TYPEはそもそも日本国内でもあまり見かけない車種になるので、流通する部品が極端に少ない。
そこでeBayでの海外輸入に切り替えた。
中古の後期型テールライトが、確かに存在した。
状態の良いものが複数出品されている。

しかし、送料・関税・為替を合わせると、片側で8万円オーバー。
左右セットで17万円前後になる計算だ。
しかも問題はそれだけではない。
前期型と後期型のバンパー形状が異なるため、後期テールライトはそのままでは前期バンパーに装着できない。
バンパーも後期型に交換するとなると、さらに10万以上の追加費用が掛かり、
プラス加工費で5〜10万円……合計で40万円を超える計算になった。
そして結婚式の残金+新婚旅行で500万円以上の出費が控えていた。
正直、絶対に手を出すのは今では無かった。
それでも……もう我慢の限界だった。
「奥さんには内緒で、何とかしようと開き直った」
そして、ポチッと購入ボタンを押した2週間後にアメリカ(※ここが後々重要になる)から、テールライトが届いた。



右側は運良く状態の良い個体を5万円程度で抑えられたが、左側は7万円弱。

合計で約12万円で揃えることができた。
これで、ついに
「前期型F-TYPEへの後期型テールライト移植計画」
が一歩前進した。
しかし、ここからが失敗の連続であった。
次回Vol.2では、バンパー購入とテールライト加工について紹介していきたい。

出典:2023 Jaguar F-Type P450 AWD

