トヨタ コースターのヘッドライトバルブとルームライトを交換してきたが、マイクロバスも時代に合わせて進化していた事に気づいた。
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ヘッドライトが暗くて見づらい。
マイクロバスを運転している方から、知人経由でこんな相談があった。
「ヘッドライトが暗くて、運転するときが怖い。白い光のやつに交換してほしい」
相談してきた知人は車の知識がほぼ無く、私に話が回ってきた。まさかトヨタ コースターのヘッドライトを脱着する作業になるとは思っていなかったが、結果的に貴重な経験になった。
この記事では、コースターのバルブ規格、ヘッドライトの外し方、そしてLED化する前に確認しておきたい点をまとめておく。
トヨタ コースター(マイクロバス)
依頼内容
ヘッドライトが暗いので、白い光に交換してほしい
純正状態
ハロゲンバルブ
交換した箇所
ロービーム/フロントフォグ/ポジションライト/ルームライト
交換しない箇所
ハイビーム(今回は純正のまま)
作業のヤマ場
ヘッドライト上部のカバー外し (ここが一番苦戦した)
作業時間
左右両側とルームライトで半日程度
コースターの純正はハロゲンバルブだ。ハロゲンの光は黄色みがかっていて、雨の日は路面を照らしやすい反面、白色系の光と比べると「暗い」と感じる人が多い。
今回の運転手も、夜間や早朝の視界に不安を感じていた。
問題は作業場所だった。知人の会社で作業するわけにもいかず、置ける場所が見つからない。結局、私の実家までコースターを持ってきてもらうことになった。
改めて間近で見ると、想像以上にデカい。実家にマイクロバスが停まっている光景は、何とも言えない違和感があった。
コースターのバルブ規格
今回の車両で確認できた規格をまとめておく。
トヨタ コースター(マイクロバス)
依頼内容
ヘッドライトが暗いので、白い光に交換してほしい
純正状態
ハロゲンバルブ
交換した箇所
ロービーム/フロントフォグ/ポジションライト/ルームライト
交換しない箇所
ハイビーム(今回は純正のまま)
作業のヤマ場
ヘッドライト上部のカバー外し (ここが一番苦戦した)
作業時間
左右両側とルームライトで半日程度
あ
ロービームがH11、フォグがH8と規格が分かれているが、両方の規格に適合する兼用タイプのLEDバルブが販売されている。
今回はそれをネットで見つけて使用した。
別々に買うより手間がかからず、在庫の持ち方としても分かりやすい。同じような作業を予定している人は、兼用品を探してみるといい。
コースターのヘッドライトの外し方
取扱説明書にヘッドライトの取り外し方が載っていたので助かった。私が確認した車両では305ページに記載があった。年式によって変わる可能性があるので、手元の説明書で確認してほしい。

実際の手順は次のようになる。
ヘッドライト上部のカバーを外す
内張剥がしでカバーを少しずつ浮かせる。ここが最大の難所になる
浮いた隙間に内張剥がしを追加する
私の場合、3本ほど差し込んでようやく外れた。1本では歯が立たなかった
固定ボルト2本を外す
10mmと12mmの両方を用意しておくと迷わない
ヘッドライトを手前へ引いてツメから外す
やや強めに引く必要があるが、バンパーに擦らないよう注意する
バルブを交換する
向かって右下がロービーム、右上がフロントフォグになる
ポジションライトも交換しといた
点灯確認をしてから元通りに組み付ける
カバーを戻す前に点くかどうかを確認しておくと、二度手間にならない
反対側も同じ手順で作業する
ルームライトの交換
ルームライトはヘッドライトと比べると簡単だ。カバーはツメで留まっているだけなので、内張剥がしで均等に力を加えながら外していく。
一点に力を集中させるとツメが割れるので、そこだけ気をつけたい。
バルブはS25を使用した。
あ
LED化する前に確認しておきたいこと
「白い光にしたい」という依頼は本当に多い。
ただ、バルブを選ぶときに知っておいてほしい点がいくつかある。ここを外すと、明るくしたつもりが逆に見づらくなることがある。
色温度はケルビン(K)で表される。数値が上がるほど青白い光になるが、青白い光は雨天時や降雪時に路面が見えにくくなる傾向がある。水面や濡れた路面で光が反射・散乱してしまうためだ。
見た目のかっこよさで青白いものを選びたくなるが、実用を優先するなら白色寄りに留めておく方が無難だと思う。今回のように「夜間の視界が不安」という相談であれば、なおさら実用側で選びたい。
バルブを買う前に確認したい3点
①前照灯の色。 保安基準では前照灯の灯光の色は白色と定められている。 極端に青みの強い製品は、そもそも基準を満たさない可能性がある。
②フォグランプの色。 前部霧灯は白色または淡黄色になる。 左右で色が違う状態も認められない。
③配光とカットライン。 ハロゲン用のリフレクターにLEDを入れると、発光点の位置がずれて配光が乱れることがある。 明るくなったように見えても、必要な範囲を照らせていない場合がある。
交換後は光軸のずれがないかを確認し、不安があれば整備工場やテスター屋で測定してもらってほしい。
LEDバルブは後端にヒートシンクやファンを備えた製品が多く、ハロゲンバルブより後ろへ長くなる。ヘッドライト裏のクリアランスが狭いと、防水カバーが閉まらないことがある。
購入前に全長を確認しておくと、取り付け当日に慌てずに済む。
マイクロバスも時代に合わせて進化していた
作業中に気づいたのだが、このコースターにはToyota Safety Senseが装備されていた。
ミリ波レーダーと単眼カメラを併用した検知システムで、車両だけでなく歩行者の認識も可能になるという。衝突回避や被害軽減を制御するブレーキアシスト、レーンキープアシストも搭載されている。
マイクロバスは乗せる人数が多いぶん、こうした支援機能の意味は乗用車以上に大きいと思う。日頃触らない車両を整備してみると、こういう発見がある。
更に衝突回避や衝突時の被害軽減を制御するブレーキアシスト、レーンキープアシストも搭載していてドライバーの運転をサポートする機能も追加された。

まとめ
- 今回の車両では、ロービームがH11、フロントフォグがH8、ルームライトがS25だった
- H11とH8の兼用LEDバルブが販売されているので、まとめて交換しやすい
- カバー外しにマイナスドライバーを使うと、ボディの凹みや塗装剥がれにつながる
- 内張剥がしを複数本使い、少しずつ浮かせながら外していく
- 色温度が高すぎる製品は、雨天時に路面が見えにくくなる傾向がある
- 前照灯は白色、前部霧灯は白色または淡黄色。配光と光軸も確認しておきたい
- コースターにはToyota Safety Senseが装備されており、マイクロバスも進化している
取り付け後、運転手から「夜間や早朝の前方がよく見えるようになって安心した」という言葉をいただいた。ヘッドライトカバーを外すのはやや面倒だったが、新たな発見もあり、貴重な体験になった。
同じ作業を検討している方で、判断に迷う点があればお気軽にコメント欄からご相談ください。
出典:トヨタ コースター | 安全性能 | トヨタ自動車WEBサイト (toyota.jp)

