車検が終わったエクリプスクロスのオイル交換をしてきた!国産車のオイル交換は何千キロで交換するのか?
エクリプスクロスは法定点検が未実施であった
先月の車検が終わり今回はオイル交換や下廻り点検、ブレーキの分解整備を実施しようと運転席に乗り込んだ。
エンジンを掛けると直ぐに「定期点検の時期」とアナウンスされ早く点検を受けろと言わんばかりにご丁寧に通知をしてくれた。
このサービスリマインダーをリセットしていく。
リセットするにはマルチインフォメーションスイッチでの操作が必要になる。
「○」で囲ったスイッチをイグニッションOFF (エンジン停止状態かつメーターのインジケーターが点灯していない状態)
の状態でメーターがスパナマークに表示になるまでマルチインフォメーションスイッチを数回押す。
スパナマークになったらスイッチ操作をやめて、サイドインフォメーションスイッチを5秒程長押しするとスパナマークが点滅するので、点滅したら長押しをやめる。
スパナマーク点滅中にサイドインフォメーションスイッチを一度押すと「CLEAR」の表示が出たらサービスリマインダーのリセットは完了になる。
早速エクリプスクロスのエンジンオイル交換をしていくが先ずはジャッキポイントの確認が必要になり、適切なジャッキポイントで支えてリフトに上げないと車体が不安定になり落下してくる可能性もある。
なのでジャッキポイントの確認は車両を上げる際には必ず確認するのが基本中の基本である。
エクリプスクロスのジャッキポイントは以下になる
4点しっかり当てゴムをしてリフトを上げていく、エクリプスクロスのアンダーカバーは4本のリベットと4本の10mmボルトで固定されている。
ボルトを外してリベットをLピックで外していくとオイルパンとオイルフィルターが直ぐに見える。
エクリプスクロスは17mmのオイルドレーンボルトを使用しているのでスパナで取り外していく。
前回オイル交換から約5,000km走行してしまったので、排出したオイルはかなり汚れが酷く黒ずんでいた。
ここで国産車のエンジンオイル交換時期について考えていきたい。
私が今所有しているエクリプスクロスは通勤や買い物等でしか使用しておらず高負荷(山道やその他悪路)が掛かるような乗り方は殆どしていない。
なので高負荷走行では3,000kmでオイル交換を推奨しているが、エクリプスクロスの使用環境から5,000km毎での交換でも問題ないとしている。
今回は純正オイルではなく新たに違うオイルを入れるのでフラッシング作業を行った。フラッシングとは2回に渡って行うオイル交換であり、オイルを抜き取りドレーンボルトを締めたら、新品オイルを入れてエンジンを始動する。
新たに使うエンジンオイルはTEITO エンジンオイルであり、純正の0W-20から5W-30へ粘度指数が上がっている。
この時に私はオイルフィルターの交換をまだ実施しない。
新品オイルを入れた後はエンジンを10分程度アイドリング状態で放置し、新品エンジンオイルを各油路に行き渡せる。
10分後、エンジン内に残っているオイルをなるべく多くオイルオイルパンへ戻す為にエンジンを停止した後は5分程度そのまま放置する。
エンジンオイルを再度排出し、オイルフィルターを取り外す。
今回用意したのが「HKS オイルフィルター TYPE1」になる。
HKSオイルフィルターはネオジム磁石を内蔵しており、エンジン内部で発生した鉄粉を強力な磁力で吸着する構造となっている。
またフィルターにも拘っており集塵性も向上し価格は純正フィルターと変わらないので物は試しと使用してみる事にした。
純正のオイルフィルターよりややコンパクトになったのでオイルチェックランプが点灯してしまう不安が少しあった。
(フォルクスワーゲンの場合、オイルフィルターが違う品番の物や社外品が取り付けられていると稀にオイルチェックランプが点灯してしまうので注意が必要だ)
エクリプスクロスはオイルフィルターと交換時には4.3Lオイルが入るので4.0Lを補充しエンジンを始動する。
5分程度エンジンを掛けておき、エンジンオイルをオイルフィルター及びエンジン全体に馴染ませた後はエンジンを停止してレベルゲージで確認する。
レベルゲージはエンジンオイルとCVTのレベルゲージがあるので注意して欲しい。
レベルゲージを引っ張り先端部をウエスで拭き取り、再度オイルレベルガイドに差し直してオイルの量を確認する。
エクリプスクロスは油量目印として丸い穴が空いているので穴の手前に合わせるようにエンジンオイルを調整する。
交換後はアンダーカバーを付け直し作業は終了となる。
続いて下廻りを確認していく。
下廻りを確認すると僅かな錆がロアアームやメンバーに発生しているのが確認できた。
この程度は許容範囲内であるが年の為にシャシブラックを塗布することにした。
またエンジンとトランスミッションケースの合わせ目に微量のオイル漏れを確認した。
クランクシールの可能性が高いがアンダーカバーに汚れはなく、雫にもなっていないのでパーツクリーナーで拭き取って様子を見ることにした。
その他サスペンション周りのオイル漏れやマフラーの排気漏れはなかったので最後にタイヤローテーションを実施し、ブレーキフルードは純正フルードで交換したいので次週交換する予定だ。
TEITO オイル 12,800円
HKS オイルフィルター 2,180円
ドレーンパッキン 574円
合計 15,554円