「シュークリーム」と「奏ロール」を求めて茨城に。普段とは違うゴマを使ったシュークリームのカスタードクリームは一度味わってみるべし!
ようやく夏が終わった
10月の下旬になっても中々気温が下がらずインナーの選択に困っていたが、ようやく過ごし易い気温になってきた。
そして30代になったのにも相変わらず食欲が止まらなく困っている。
2024年現在の一般男性の月の平均食費が44,466円となっているそうだ。実際に先月の私の食費を計算してみると、おおよそ70,000円となり平均値を大きく超えていた。
掛かり過ぎる食費を何とか改善したいと思っているものの、先日また甘い物を求めて茨城へ向かった。
アパートから車を走らせて2時間も掛からない内に目的の洋菓子店へ到着した。
クラシカルな雰囲気
今回は茨城県つくば市にある「La Rivière de Sable」(ラ・リヴィエ・ドゥ・サーブル)にお邪魔した。
2018年5月3日にオープンし今年で6年目ともなる店舗はヴァイオレットと石張り風の外壁が街中のシンボルとなるような雰囲気を漂わせていた。
ラ・リヴィエ・ドゥ・サーブルの代表である植﨑義明氏はチョコレートを得意素材としているそうで、製菓の世界コンクール「ワールドチョコレートマスターズ2011」で準優勝を果たし「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2017」では日本チームの一員としてチョコレート細工とデザートを担当し、チーム準優勝を遂げた実力派パティシエとなる。
その植崎氏が代表を勤めている店内に入ると甘いバターのような匂いとチョコレートの匂いに包まれた。
私が来店したのが13:50くらいで、どうやら焼きたてのマドレーヌが14:00に焼きあがると店員の方に教えてもらった。
それまで店舗内のチョコレートやケーキをどれにしようか悩むことにした。
今回はチョコレートではなくケーキの気分であったが、ショーケース内に陳列してあるチョコレートを見るとどれも味わってみたいと思いつつ次の機会にすることにした。
ケーキはシンプルながらも芸術的でどんな味がするのかと気になりながらも、どうも今日の私は焼き菓子の気分という事に気づいた。
焼き菓子を見ると、パウンドケーキ、カヌレ、タルトがケーキスタンド内に置かれており綺麗な黄金色が私を誘惑してきた。
タルトも食べたいが14:00のタイミングで焼きたてのマドレーヌが出来上がった。
出来たてのマドレーヌ(170円)を即購入し、続いてマロンパイ(450円)、奏ロール(400円)、シュー・ア・ラ・クレーム(350円)の計4つ(1,370円)を購入した。
その他にもキャラメルや焼き菓子チョコレートも置いてあり、プレゼントに喜ばれそうな品々が揃っていた。
そし近くの公園に移動し早速食べてみることにした。
食レポというものに一切触れたことがないので大目に見て欲しいが、
1つ目のシュー・ア・ラ・クレームはゴマとアーモンドのチュイルを乗せたシュークリームになるが、食べた瞬間に香ばしい香りが鼻にを通り、その後ホワイトクリームとカスタードクリームを組み合わせた甘さが伝わってきた。
とても上品な味で一般的なシュークリームの甘さを求めている人には物足りなさを感じるが、甘じょっぱさが好きな人にはオススメである。
2つ目は期間限定ということで今季を逃したら今年は食べれないのでマロンパイを購入した。
パイ生地の中に栗の甘露煮、栗ペースト、そしてマロンクリームを閉じ込めている。
食べた瞬間にマロンの香りが口に広がりとても美味であったが、もう少し大きいと更に嬉しかった。
3、4つ目には奏ロールとマドレーヌを購入した。
茨城県は奥久慈しゃもが有名で以前親子丼を食べた時にその美味さに感動したが、その有名な奥久慈鶏の卵を使用しているのが奏ロールになる。サイズ感は大き過ぎず小さ過ぎず食べやすいサイズで頬張った瞬間はコンビニで販売しているような甘さに重点を置いているロールケーキとは違い、高級感ある生クリームの味わいを楽しめる。ロールケーキの生地も弾力がありしっとりしていて口の中で直ぐに溶け込んでしまうという事は無かった。
そして楽しみにしていたマドレーヌだ。
今まで焼き立てのマドレーヌを食べた事がなかったので最後に残しておいた。
購入してから15分程経過していたが、まだ暖かさは残っていて紙袋から取り出すと普段見慣れているマドレーヌとは違う形をしていた。マドレーヌはやや縦長の貝型をイメージすると思うが、ルーツは帆立型だそうだ。
しかし今回私が購入したマドレーヌはどの種にも属さない形でマドレーヌの紹介ボードには帆立型を載せてあり、これはこれで面白かった。
食べてみると表面はサクサクし中はしっとりで噛んでいく度にバターの味わいが舌に伝わり少しの間だが幸せな気分になった。
今回訪れたラ・リヴィエ・ドゥ・サーブルには20~30分程いたが平日にも関わらずお客さんが絶えず来店していた印象でつくば市民に親しまれている店舗だと強く感じ、今度はチョコレートを食べてみたいと考えながら帰路に向かった。