グラントゥーリズモのリーセルの悪さに苦悩し続けようやく売却できた。(セルカ編)
マセラティは売りにくい???
セルカの評判は本当か?
マセラティ・グラントゥーリズモを610万円で落札させた整備士の本音
VW専門ショップで整備士をしている私が、自分のマセラティ・グラントゥーリズモを カババで2ヶ月売れず、買取店で100万円の手のひら返しを喰らった後、最後の望みでセルカを使った結果、業者間オークションで 610万円で落札された。手数料・流れ・注意点まで、私の実体験で紹介していく。
セルカが向く人・向かない人
3ヶ月以上かけて様々な売却方法を試した整備士として、最初に結論を書く。セルカは「とにかく高く売りたい」「下取り査定が安すぎて納得できない」「営業電話に疲れた」という人にとって、現時点で最も理にかなった選択肢の一つだ。逆に「明日までに現金が欲しい」「新車登録から3年以内の人気国産車を売りたい」という人には向かない。
- 下取りや一括査定で安く買い叩かれた経験がある人
- 10年落ち以上の輸入車・高級車を売りたい人(マセラティ、ベントレー、アストン、ジャガー、ポルシェなど)
- 絶版スポーツカー・希少車を持っている人(R32 GT-R、NSX、RX-7、Z32など)
- カスタム車・改造車を売りたい人
- 営業電話を一切受けたくない人
- 売却まで2〜3週間程度の時間が取れる人
まずは査定額だけ知っておく価値がある
出品申請は3分で完了。売切価格に届かなければキャンセル無料。下取り査定との比較材料として使うだけでも、最終的な売却額が変わる。
セルカ公式サイトで無料査定セルカに辿り着くまで
ここからは私自身の実話を書く。2023年7月、マセラティ・グラントゥーリズモ スポーツ MCオートシフト(2012年式、走行距離約4.9万km、修復歴なし)を売却した時の話だ。
カババで2ヶ月、購入申請ゼロ
最初の選択肢は カババ(個人売買型のフリマ)だった。出品価格は634万円。鑑定士の総評も「状態良好」とあり、サイトにもしっかり掲載された。
ところが、2ヶ月経っても購入申請が1件も入らない。10年落ちの弄られたマセラティを600万円台で個人がローンを組んで買うというのは、心理的にハードルが高すぎたのだろう。
カババ自体は素晴らしいプラットフォームだ。ただし 「個人が買える額の上限」が天井になる仕組み上、少し弄られた個体となるとどんな乗り方をされていたか考えてしまうので私自身も避けてしまう。今思うと純正状態に戻しておくのが最善策だったと思う。
買取店で「100万円の手のひら返し」
カババでの出品を取り下げた後、複数の買取専門店を回った。ある中古輸入車店(仮にT.Rとしておく)では事前のメール査定で 650万円で買取可能との回答を得た。これなら残債を完済して少し手元に残る額だ。期待を胸にグラントゥーリズモで店舗に向かい、実車査定に挑んだ。
しかし、現車確認の後にスタッフから出てきたのは 「申し訳ありません、550万円が上限です」という言葉だった。100万円の値下げ。理由を聞いても「上司から出せないと言われている」の一点張り。
後でセルカや他の中古車店の担当者から聞いた話だが、このT.R担当者は 業界では悪い意味で有名な人物だったらしい。ネットの数字で釣って実車で大幅値下げ、というのは中古車業界では常套手段の一つだ。
最後の望みでセルカへ
T.Rで失意のうちに駅で電車を待ちながら、ふと「業者間オークション」の存在を思い出した。SNSで知り合ったポルシェ・ボクスターのオーナーから以前聞いた話だ。「業者が競り合って値段を決める仕組みなら、1社の言い値ではなく市場の実勢価格で売れる」。これだ、と思った。
その日のうちにセルカに問い合わせフォームを送信した。翌日には担当者から連絡が入り、実車査定の日程が決まった。この時点で、ようやく「業者の言い値ではない売却方法」に手が届いた感覚があった。
当日、セルカの査定員と相談して 売切価格を570万円に設定した。これが達成されなければキャンセル無料で、別の方法を考えればいい。リスクゼロでの参戦だった。

