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ジャガーFタイプのエンジンオイル交換と下回り点検をDIYで実施!費用や手順を解説

Yuu
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ジャガーFタイプ納車後の初メンテナンス

カーオークションで購入したジャガーFタイプが納車されて1ヶ月。


この車両は長期放置されており、エンジンオイル交換歴が不明で、オイルレベルゲージも装備されていないため、オイルの状態を確認する方法がなかった。


見た目では判断できずオイルステッカーなどの交換歴を示す記録がない為にオイルの劣化が気になっていたので早急にエンジンオイル交換下回り点検を実施した。

今回は、ジャガーFタイプのエンジンオイル交換手順、下回り点検のポイント、必要な工具、実際にかかった費用を紹介していく。

なぜオイル交換が必要?放置車両のリスク

長期放置された車両は、エンジンオイルが劣化することによりエンジン内部の保護性能が低下しジャガーFタイプのような高性能車では、以下のリスクが発生する。

•エンジン内部の摩耗:劣化したオイルは潤滑性能が低下し、エンジン部品の摩耗を加速

•スラッジの蓄積:汚れたオイルがエンジン内に堆積物(スラッジ)を形成

•燃費悪化:オイルの粘度変化により、エンジンの効率が低下

今回のFタイプは、オイル交換歴が不明で、走行距離に対してオイルが真っ黒で汚れている状態であった。放置期間が1年以上と推測されたため、オイル漏れやブッシュ類の劣化も細かくチェックしたいと思っていた。

下回り点検で見つけたFタイプの状態

オイル交換前に、車両をリフトアップして下回り点検を実施。

カーオークションの画像では画質が悪く大まかな状態しか確認できたが、実際に確認した結果は以下の通りであった。

•オイル漏れ/クーラント漏れ:なし。エンジンやトランスミッション周りは良好

•ラックピニオンアシストモーター:黄色く変色していたが、動作に問題なし

•スーパーチャージャーベルト・リブドベルト:摩耗は見られるが、交換は後回しで問題なし

•ロアアームブッシュ・タイロッドエンドブーツ:ヒビや亀裂なし。良好な状態

※カーオークションで購入した車両は、入札する前に画質が殆ど参考にならないが足回りを確認することが出来る。

しかし画像だけでは状態が判断しにくいため、納車後の実車点検が非常に重要である。

幸いな事に私のFタイプは足回りを大きく擦っていたり修復歴の跡も無くトラブルがなかったため、ひとまずは安心した。

ジャガーFタイプのエンジンオイル交換手順

ジャガーFタイプのエンジンオイル交換は、アストンマーティンDB9メルセデスCクラスに比べて作業が簡単であった。

以下に、DIYでの手順を詳しく解説する。

必要工具

•13mmメガネレンチ(ドレーンボルト用)

•10mmソケット(アンダーカバー用)

•3/8ラチェット

•トルクレンチ(25N・m対応)

•89mmオイルフィルターレンチ

•LEDライト

交換手順

1.車両のリフトアップとアンダーカバー取り外し
車両をジャッキアップし、10mmボルト(10本以上)で固定されたアンダーカバーを外す。オイルパンが露出します。

2.古いオイルの排出
下廻り点検が終了したら13mmメガネレンチでドレーンボルトを緩め、オイルを排出する。

排出されたオイルは真っ黒で、1年以上交換されていない状態であった。

3.初回オイル交換(フラッシング)
中古車購入時の初回オイル交換は、エンジン内部の汚れを落とすため2回実施。

•新品オイル(Castrol EDGE 0W-20、約7L)を注入。

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Castrol EDGE 0W-20 Engine Oil
Castrol(カストロール) エンジンオイル EDGE 0W-20

•10分間アイドリングし、オイルを循環。

•再度オイルを排出。

4.ドレーンプラグの締め付け
M14×P1.5のネオジム磁石付きドレーンプラグを25N•mで締め付け。
※ドレーンプラグの購入が間に合わなかった為、今回は代用品として社外ドレーンを使用

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TRUST ネオジムマグドレンボルト MD-02 M14×1.5 11mm
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5.オイルフィルター交換
Fタイプのオイルフィルターはエンジン上部にあり、アクセスが容易。

•89mmオイルフィルターレンチで古いフィルターを外す。

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良匠 FIRSTINFO TOOLS オイルフィルターレンチ 89mm 15角
良匠 FIRSTINFO TOOLS オイルフィルターレンチ 内径89mm

•新品フィルター(MAHLE社製)のOリングにオイルを塗り、25N•mで締め付け。
※フォルクスワーゲン用の74mmレンチはサイズが合わないため、新しくフィルターレンチを購入した

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6.新品オイルの注入
Castrol EDGE 0W-20を6.5~7L注入。規定量は車両マニュアルで確認。

7.オイルレベル確認
5~10分アイドリング後、エンジンを停止。イグニッションONでステアリングスイッチを操作し、デジタルメーターでオイルレベルを確認。不足分があれば補充。

所要時間:約1~1.5時間(DIYの場合)

補足:

•初回オイル交換は2回行うことで、エンジン内部の汚れを効果的に除去。

•オイルフィルターレンチがキツい場合は、軽く叩いてフィットさせる。

ジャガーFタイプのオイル交換費用

以下は、DIYで実施した際の実際の費用となる。

2016年式 ジャガー Fタイプ エンジンオイル交換
部品名、料金、純正部品番号

•交換工賃及び診断料等 0円

•Castrol EDGE 0W-20(20L)23,062円


•89mmオイルフィルターレンチ 3,784円

•89mmオイルフィルターレンチ 2,390円

•ドレーンプラグ(M14×P1.5、ネオジム磁石付き)2,450円


税込み価格合計 31,686円

補足

•プロショップやディーラーに依頼した場合、工賃は約8,000~15,000円が相場。

•純正品や高品質な社外品(例:MAHLE)を使用することで、耐久性と信頼性を確保。

今後のメンテナンス優先順位

下回り点検とオイル交換で車両の状態が良好であることが確認できたが、以下のメンテナンスが今後必要となった。

1.ATF(オートマチックトランスミッションフルード)交換:自身では交換不可能なので正規ディーラー又はプロショップに依頼するつもり

2.エアクリーナー・スパークプラグ交換:記録簿には交換歴は記載されておらず、9年も経過しているのでやや不安。

3.デフオイル交換:走行フィーリング向上のためと交換時期が越えていると思われる。

4.ベルト類の交換:スーパーチャージャーベルトやリブドベルトのヒビ割れは無いが予防整備。

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

問い合わせやコメント欄でいただく質問を先取りして回答していく

Q1. オイル交換はDIYでも安全?
適切な工具と知識があればDIY可能。ただし、トルク管理や部品の破損リスクに注意。自信がない場合はプロに依頼を。
Q2. 社外品のオイルフィルターは信頼できる?
MAHLEのような信頼性の高いブランドなら問題なし。安価なノーブランド品は避ける。
Q3. カーオークション車両のメンテナンスの注意点は?
交換歴不明の場合、初回はオイル交換を2回実施を推奨。エンジン内部をクリーンにし納車後すぐにプロショップや正規ディーラーで点検を実施。
Q4. ジャガーFタイプのオイル交換頻度は?
公式では15,000km又は1年となっているが、走行距離7,500~10,000km、または1年ごとが目安。高負荷走行が多い場合は短縮。

まとめ

カーオークションで落札され、中古販売店で購入したジャガーFタイプのエンジンオイル交換と下回り点検を今回実施した。

オイル交換歴不明の車両は、エンジン内部を綺麗にして新しいオイルを循環させることが重要になる。

下廻り点検も1度自身で確認してみるのもジャガーのブランドをより良く知るきっかけにもなるのでオススメだ。

次はデフオイルやヘッドライトの磨きを計画中

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ABOUT ME
Yuu
現在30歳の男性。フォルクスワーゲンのプロショップでフロントスタッフをしています。 アストンマーティンDB9、マセラティ グラントゥーリズモを所有していました。 現在はメルセデスベンツ Cクラスに乗っています。 いかに安く維持するか日々節約との勝負でその奮闘記やちょっとした整備や雑談を紹介したいと思っています。

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