日々フォルクスワーゲンの車両を整備していると、改めて車には色々な形があると思う。
昔はステーションワゴンを毛嫌いしてた時期もあった。
フォルクスワーゲンで例えるならば、ヴァリアントというモデルになる。
このヴァリアントというモデルは、
ハッチバックよりトランクルームを延長して積載量を増やす目的で作られているが、
やはりカーデザインとして視点を当てるとイマイチ収まりが悪い。
BMWやメルセデスのステーションワゴンも何か違和感を感じる。
特にBMWやメルセデスはセダンという先入観が強すぎる為に、ステーションワゴンという形を見ると何か違和感を感じる。
好みは別れるかもしれないが、ステーションワゴンではなくシューティングブレイクというデザインが気に入っている私がいる。。。
アルテオンやメルセデスCLSが直ぐに思い付くがどちらもプレスラインやアルミモールの形状の影響もあって綺麗にまとまっていると私は考える。
写真だとバランスが悪く不恰好に見えるが、実車を見ると思いの外ちょっと欲しいかも、と思ってしまう。
以前はステーションワゴンを嫌っていたが、今は魅力的に感じている。
私に余裕があり、300万〜500万円の予算で足車としてステーションワゴンに乗るならばこの2台を候補に上げる。
ボルボ V90 T6
アウディA6 アバント
VOLVO V90 T6
ステーションワゴンといえば私の中で、ボルボが第一に思い浮かぶ。
トップギアでもボルボはワゴンの代名詞と言っていた程だ。
そのくらいワゴンの歴史が長く、V90のエクステリアやインテリアは高級感に溢れてて質感も良い。
エクステリアに関して、ほぼ何も指摘する事が無い。過度な装飾がなくシンプルで素晴らしいデザイン。
これはどのメーカーにも言えるのるだが、テールライトの赤の強調がやや強いのでもう少し赤のトーンを落とせば引き締まって見えより高級感が増すと思う。
そしてマフラーカッターではあるが、ダミーマフラーかつ下向きマフラーではない事にボルボに敬意を表する。
エアコンスイッチ類はタッチパネル式なのが残念だ。全体的に派手な感じでは無くシンプルではあるが一つ一つのパーツに高級感がある。
ただシフトレバーに直接シフトパターンが刻印されてあるのが唯一気になってしまう点。
最近のフォルクスワーゲンでも同様の傾向があってシフトレバーパネルに刻印して欲しいところである。
購入の肝である故障であるが、調べる限りだと大きな修理は見つけられなかった。
エアコンのガス漏れがあり、エアコンコンプレッサー、コンデンサーのOリングの交換。
グレードは違うが T5 2.0Lのエンジンでブローバイホースの亀裂が原因でエンジンチェックランプ点灯。
初期物?8速ATによる1速からの変速時ショックがある。
ナビの不具合 音声不良
フロントダッシュボードからのビビり音
燃費が8~10km/Lくらいしか走らない
ガラスがUV、IRカット仕様ではないと思われる。
こういった不満点が挙げられていた。
しかし、全体を通して見ても総評はかなり高いボルボ V90である。やはりデザインに関してはほぼ5点満点中平均で4.8点くらいだ。
実際には見た事はあるものの試乗したことがないので時間がある時にでも一度乗りに行きたい。
中古車相場は260万~454万円。
年式 2017~2020年
Audi A6 Avant
2台目はフォルクスワーゲングループでもあるアウディだ。
アウディはフォルクスワーゲンと同じくステーションワゴンの数は少なく両ブランドとも2車種ずつしかない。
アウディのステーションワゴンはA4、A6(オールドロードクワトロ、SやRSも含めて)の2つのモデルから選択出来る。
A6はA4より全長は180mm長く、車幅は40mm大きい。
車幅に関してはそこまで大きな違いはないが、全長はやや長くその分ホイールベースが長くその分乗り心地は良くなる。
アウディはフォルクスワーゲングループのなかでもテクノロジー技術力をどのブランドよりも先に取り入れて常に新しい何かを車に取りいてるイメージのブランド。
その新しい技術が成熟し始めたらフォルクスワーゲンに技術が落とし込まれるのだろうと、私は思っている。
直近だと、シーケンシャルウィンカー、液晶モニター、マトリクスヘッドライト、スライド式タッチパネル等々なフォルクスワーゲンに採用されている。
そういった先進技術が詰まっており、かつ日常使いがしやすいアウディA6 アバントも魅力的な1台である。
エクステリアから確認していく。
前モデルのC7より角を強調したシャープネスなデザインとなっていて、グリルの形状も横広がりになりさらにエッジが効いている。
デイライトは横Y字のものをより斜線を加えて視認性が向上している。(そもそもデイライトの輝度は国産車より遥かに明るい)
サイドみるとドイツ車らしいプレスラインをこれまでかと強調するかの様に効かせている。
リアに移ると私がもちろん好きだが、恐らく読者の皆さんも好きであろうブリスターフェンダーであることだ。やはり車はフェンダーが膨れてこそだと私は思う。アストンもグラントゥーリズモもそれは美しい膨れ具合だった。
ここでA6の嫌いな点が現れる。
ダミーマフラーだ。このデザインに関しては物議を醸したい。スポーティーなリアデザインなのな何故マフラーを出さないのか…
下向きのマフラーはプリウスなどのハイブリッド車だけにして欲しいものだ。
フォルクスワーゲンも最近この傾向ばかりなので勘弁していただきたい。
マフラーは見せてこそ存在価値があるだと。
インテリアはどういった物になっているか確認する。
先ずは一言。
やはりカッコ良い。
フォルクスワーゲンとはインテリアに対してのコストの掛け方が違う。(そもそも車両価格が違うが)
いかにもSFチックな内装だ。
ここでまた嫌いなポイントが1つ。
タッチスクリーンのエアコンパネル。
これも使いづらくてボタン式に変更希望だ。
何故かと言うと、私は免許取り立ての頃に母親に口酸っぱく言われた事があった。
車に乗る時は先ずはエンジンの回転が落ち着いてからエアコンを使うこと。
そしてエンジンを切る時にはエアコンをオフにしてエンジンを切ること。
この2点を何度も何度も言い聞かされた。
なので自分が車を運転する時は必ず上記の事を守り、お客様の車も同じ様に扱っている。
過去に何があったのかは不明だが、エアコンコンプレッサーやエアコン配管のガスの圧力を落ち着かせるのが車に良いと母親から習った。
(因みに私の両親は車に関しては全くの無関心だ)
そういった経緯があり、私は今自動車の知識があるので母親の話は充分に理解できる。
なのでエンジンを切る時に1度タッチスクリーンをタッチしエアコン設定を開いてオフにするのは2度手間だ。
先ほどのエアコンのオフについてだが車に優しい扱いをしたい人は是非真似していただきたい。
特にドイツ車はエアコン関係が非常にシビアなのでこういった事の積み重ねが大切なのかも知れない。
パーキングエイド故障
エアコンユニット付近からの異音
前モデルのV6モデルはウォーターポンプからの水漏れが多発
ディーゼルモデルはSCRシステム(AdBlueの噴射装置)の故障
バッテリー原因不明の不調
ナビの液晶モニター故障(恐らくブラックアウト、フォルクスワーゲンでも度々ある)
などあるそうだ。
結局はインフォメン系はフォルクスワーゲンと似ているので不具合も似たような感じだ。
ナビの不具合、スピードセンサー、水漏れは日常茶飯事だ。
オーナーレビューに目を通す。
一目で見ても高級車というオーラが滲み出ている。造形が美しくいとあるが、アウディはどれにも似てて退屈にも見えるとも。
車重がある為、2.0Lモデルの45TFSIはややアクセルの踏み込み量が多く、回転数を上げる必要がある。
55 TFSIの3.0L 48Vマイルドハイブリッドは意外と燃費が良いらしい。
カタログ値を見ると、WLTCモードで45 TFSIは12.4で55 TFSIは11.3と大差が無い。
エクステリア、インテリア共に評価はやはり高い。
中古車相場は358万~826万円
年式 2019~2022年
こういう様に車を紹介しているとやはり車が欲しくなってくる。
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..
…
実は欲しい車がある。
つい昨日までディーラーと値下げ交渉をしていた。しかし狙っていた車が今日売れてしまった。
今現在お金が無いのは事実。
だが車以外に物欲が無い。
(カメラは欲しい…笑)
皆さんが楽しくドライブしてる光景を見たり、ネットで綺麗な写真を見たりと自分に車が無いのが何とも虚しい気分になる。
無駄なサブスクや飲み会なども最近は全て控えて自分の月の出費を何度も見直している。
月の生活費は最低いくら掛かのか、
その中で税金や保険料、ローン、消耗品の事を考えてどのくらい払えていけるか何回も計算した。
しかし、車を買う事で隣でいつも支えてくれている彼女を苦しませていけないのが絶対条件だ。
そして今日売れた車は残り15万円あれば買ったのだ。
この15万円が今の私にとって凄く大きく、直ぐに決断出来なかった自分自身が悔しくて仕方がなかった。
(人に借りる、消費者金融、貯蓄に手を出してはいけないとルールを決めている。)
逃した車は新しいオーナーに迎えられたのだろうか…と悔しい思いを胸に溜め込み、
明日からまた頑張ろう。
と、このブログを書いている今この瞬間の自分に言い聞かせた。