車高が高いゴルフ7 GTEをダウンサスでもう少しスタイル良くしたい!
ゴルフ7 GTE
比較的珍しいゴルフ7 GTEになる。
このGTEとはフォルクスワーゲン初のプラグインハイブリッドモデルのゴルフになる。
GTEは容量8.7kWhのリチウムイオン電池を搭載し、電気モーター(109ps)に1.4リッター直4ターボエンジン(150ps)を組み合わせた組み合わせたパラレルハイブリッド式のパワートレインを搭載。
このGTEに何度か乗った事があるが、普段DSG車両に乗っている私でも走り出しに違和感を感じてしまう。
このGTEは十分に充電がされていると殆ど電気モーターで走らせようとするのだが、その走りはまったり?もったり?感を感じさせ、滑らかだが重そうに走りだす。
ゴルフGTEの重量は1,580kgとなり、318iやC180より40~80kg更に重い。
コンパクトカーでこの重量となると、GTIのような走りを求める方にはGTEは向いていない。
GTIのハイブリッドとモデルとして登場させたと思うがこの1,580kgという車両重量が足枷になっている。
しかし、リチウムイオン電池が車両下部に取り付けられ燃料タンクもラゲッジルームに取り付け箇所を変更されたお陰で重量があるにも関わらず、ハンドリングや走行中のロードノイズ、乗り心地は他のモデルと大差がない。
そしてハイブリッドモデルは燃費が良い事が売りだが、JC08モードのハイブリッド燃費は23.8km/Lとなるが、実際は17~20km/Lとお客様から話を聞いた。
状況によっては13~15km/Lになるという。
これではゴルフ7 ハイラインの1.4Lの燃費とほぼ変わらない事になってしまう。
ゴルフ7ハイラインが新車価格299万円に対してGTEは499万円と200万円の差がある。
となるとお得なのは断然ハイラインの1.4Lとなってしまう。
中古相場でもGTEの方が平均で220万円の車両価格となり、ハイラインは130万円程で購入出来る。
GTEは年式が古くなればなるほどリチウムイオン電池の劣化も視野に入れないといけないので、高年式のゴルフ7 ハイラインを買った方がお得である。
(消耗品や故障を含めてもハイラインの方が安く済む)
GTEは他のフォルクスワーゲンと差別化でき、運転しても面白いがこれから買うには注意していただきたい。
今のところGTEでリチウムイオン電池が故障していたりハイブリッドシステムに何か問題あっての重大な整備はした事がないので、品質はかなり良いと思える。
今回はそのGTEをかなりカスタムしているお客様が来店された。
「車高調で下げ過ぎると下廻りを擦った時が怖いからダウンサスを取り付けてほしい」
と取り付け依頼をいただき作業に移った。
足回りは基本的にどのゴルフ7とも変わらないのでサクッと交換作業をしていく。
今回はH&Rのスプリングを取り付けていくのだが、元々GTEはリチウムイオン電池の保護の為に通常のゴルフより車高が高くなっている。
なのでダウンサスを入れる事によって通常車高になるようなイメージだ。
同時にタイヤ交換も実施し、慣らし運転をしながら取り付け不良等の異音が鳴っていない事を確認し作業完了。
交換前の写真を撮り忘れてしまい、交換後の写真だけになってしまった。
ダウンサスを入れてもまだ尻高なのは気になるが、純正サスよりは見た目が引き締まった印象になった。
このGTEにはストラットタワーバーやリアトランクにもタワーバーが付いている車両なので車高を下げたお陰でよりハンドリングや剛性が良くなったと思う。
ダウンサス取り付けタイヤ交換は以下の工賃になる。
アライメント調整は他店舗で実施の為に調整無し。
・タイヤ持ち込み交換 13,200円
・バルブラバー 4個 1,320円
合計 54,520円