中古車で最もコスパの良い「アルテオン」の車検代には気をつけて。保証無しで購入すると後悔するかも…

新車販売は2024年で終了

アルテオンは日常の足やセカンドカーとして、更にはUSDMやスタンスといったカスタムカーとしても人気がある。

フォルクスワーゲンのフラッグシップとして登場し新車価格600万円でありながら販売当時は多くの新車注文があった。

インテリアはさておき、エクステリアはフォルクスワーゲン車のでも豪華に仕上げられ室内も広く悠々と4人が乗車可能だ。

そのアルテオンが新車価格の半額以下の200万円から手に入れることができるので初めての外車としてもオススメである。

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そのアルテオンの代表的なトラブルは過去にも紹介した「サーモスタッドハウジング」、「ウォーターポンプ」、「カップリングピース」からの冷却水漏れである。

(これらを全て純正部品で交換するとなると20万円程かかる)

ショップに入庫した車両のみの判断になってしまうが、この冷却水漏れを乗り越えれば高額修理のトラブルは少なく、過走行になるとオイルクーラーやオイルパンからのオイルトラブルが発生するくらいである。

(大体15万円くらいかかるが…)

なのでサーモスタッドハウジングの交換歴がある個体では維持費がさほどかからず、整備予備費を15万円準備しておけば殆どの故障には対応できる。

先ずは下記の距離数及び年数による消耗品交換時期を参考していただきたい。

距離数及び年数による消耗品交換時期

ハルデックスオイルの交換時期がやや短いので、中古車を購入したらDSGオイル、ハルデックスオイル、エンジンオイルの油脂類は交換作業した方が良い。

そして私が価格の他にアルテオンを推す理由がもう一つある。

アルテオンはパサート R-Line 2.0Lと比べてみると4WDを採用しているが、その他の中身は同じだと勘違いしてしまう。

しかし両車はトランスミッションでの大きな違いがある。

パサートでは湿式6速DSGを採用しているのに対してアルテオンでは湿式7速DSGを採用しているので発進時や巡航時において変速のギクシャク感が抑えられている。

6速の場合はAUTO HOLDで停車してからの発進が特にもたつく事が多く、巡航運行している時は、もう1段ギヤがあったら…と、感じてしまう場面に遭遇する。

そのモヤモヤを改善してくれるのがアルテオンに採用している7速DSGになる。

FR車で主流の9速ATと比べると滑らかさに欠けてしまうが、2.0Lのエンジンと4WDシステムを組み合わせることによって5m近い車体をグイグイ引っ張ってくれるのでパワー不足と感じるのは少ないかもしれない。

そのアルテオンはフォルクスワーゲンの中で最もコスパに優れているが、気になる車検費用についてこれから紹介していきたい。

※あくまで目安として参考にしていただきたい。

アルテオン 車検費用

アルテオン 2017年式 28,480km 

アルテオン 2017年式 51,060km 

アルテオン 2018年式 65,942km

アルテオン 2020年式 61,053km 

アルテオン 2019年式 37,576km 

Yuu

整備士

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現在30歳の男性。フォルクスワーゲンのプロショップでフロントスタッフをしています。 アストンマーティンDB9、マセラティ グラントゥーリズモを所有していました。 現在はメルセデスベンツ Cクラスに乗っています。 いかに安く維持するか日々節約との勝負でその奮闘記やちょっとした整備や雑談を紹介したいと思っています。