購入した値段よりも大幅に価値が下がってしまったグラントゥーリズモはリーセルが悪いのか??(カババ編)
グラントゥーリズモが売れない!?
先週の投稿で紹介させていただいたが、私は825万円の債務者となった。
あれもこれも全てY.Tのせいだが、もうどうしようも無いので仕方ない。
借金を返済するに当たって、
先ず初めに私の所有物を価値ある順にリストアップしてみた。
グラントゥーリズモ
ゴルフ
カメラ、レンズ
アストンのバンパー ×2
アストンのクリアテール
…以上だ。
改めて思うが本当に車や部品以外で売れる物が全くない。逆にここまで何も無いと笑えてくる。
1つくらい何か高級時計だったり、
ブランド物があるかと探してみるが何も無い。
GUCCIの眼鏡が2つあるが眼鏡なんて売れるとは到底思えない。
せいぜい金目の物はテレビくらいか…
テレビを売ると彼女に怒られるのが目に見えているからやめておこう。
ただでさえどうしようもない状況でテレビでネトフリやアマプラが見れないとお互いの気分転換が出来なくなってしまう。
特に最近はYouTubeや韓ドラ、アニメばかり見ているので尚更だ。
とりあえず部品は全てヤフオクで売る事にし、残りのグラントゥーリズモとゴルフの売却方法を考えた。
私が債務者になる少し前に会社の後輩に子供が生まれた。
そして乗る機会も少なくなり、維持費が無限に金が掛かると言っていたRX-7を一括査定に出していた。
仕事の休憩中に一括査定に出し、その直後に電話が鳴り止まなくて困り果てていたのを私が横で笑っていたのを思い出した。
結局手当たり次第電話に出たものの一括査定は希望通りの金額にはいかず友人のプロショップに売却していた。
この頃のRX-7は正に中古車バブルの真っ最中。中古価格が400万円オーバーの車両ばかりだった。
後輩のRX-7も400万円近くの金額で売却出来た。
こういった経緯もあり一括査定は無しに。
勢いのある個人売買サービスを利用してみよう。
2021年頃からカババの個人売買サービスが流行っているのをネットで見つけていた。
何やら他の買取業者よりも高く売れる事が出来るらしい。
少しでもお金が欲しい私にとっては飛びつかない訳にはいかないサービスだった。
カババのサービスとして出品者、及び購入者にはこの様な内容となっている(2023/07/19現在)
購入者にはやや手数料が取られるが、出品者にとっては所有権解除の手続き代行の料金だけで済むのはありがたい。
早速だが出品依頼をしてみる事にした。
カババの場合は売却希望車種、年式、走行距離、売られる時期、個人情報を入力する。
最後に出品する車両をカババのスタッフが現車確認する為の訪問都道府県、訪問希望市区町村、任意で希望曜日を選択する。
次に内容を確認し送信する。
混み合っていなければ、2日以内に返信が来る。(私の場合は1日で来た)
車両取材の立ち会い日程の最終調整がメールで送られてくる。
双方のアクセスの面を考えて都内の国際展示場駅にて待ち合わせした。
取材当日、スタッフを助手席に乗せ近くの公園に向かった。走行中にスタッフがエンジンの吹け上がり状態を確認したり異音がしないかチェックをしていた。
途中で数分程度のインタビューも受けた。
どういった経緯で購入したのか、週に何回乗るか、保管環境、ディーラーで整備をしてたのか等々と込み入った話も聞かれた。
(改めて自分の声を聞くと気持ち悪い…)
公園の駐車場に着いてから外装や内装の細かなチェックが行われた。
警告灯の点灯、オイル漏れ、センターパイプを交換してたのでマフラーの音量を確認していたりと、かなり本格的に車両を見ている様子だった。
スタッフから1時間くらい掛かると言われたので、私は豊洲ぐるり公園で暇を潰していた。
カババのスタッフから利用規約やグラントゥーリズモのオススメポイントを書く書類を渡された。
ぐるり公園の駐車場は下り坂にあり、やや急傾斜なので車高の低い車両は行かない方が良いと思う。
私のグラントゥーリズモは車高調は入っていないものの、ダウンスプリングが取り付けられていた。
(もう車両も無いので打ち明けてしまうが、グラントゥーリズモは最低地上高は9cmを余裕で切っていたと思う)
恐る恐るグラントゥーリズモは入れてたものの撮影前にフロントバンパーを擦るかと思い、終始冷や汗が止まらなかった。
DB9の査定もここでした為、普通に入れるだろうと思ったが本当に考えが甘かった。
車の撮影スポットとしてもオススメなので是非足を運んで欲しい。
ぐるり公園はレインボーブリッジやお台場の夜景が凄く綺麗で私も何度か訪れた。
その他にも子連れの方やランニング、ララシャンスガーデン東京ベイという結婚式場もあり度々結婚式の前撮りをしているのも見られた。
適当に時間を潰していると電話が鳴った。
どうやら査定が終わったらしい。
スタッフが気付かなかった傷や汚れを指摘し、最後に出品価格を決める様に指示された。
この時のグラントゥーリズモ MCオートシフトの相場は2012~2016年くらいの年式で650~1100万円くらいだった。
しかも私の車両は右ハンドルという、左ハンドルに比べて少ない個体だったのでその中での相場は730~1000万円と期待できる相場だった。
これなら残債も返済出来てかなりプラスになると安心した。
なので価格設定は相場よりやや低めの685万円に決定した。
担当の者もこの価格ならすぐ売れるだろうと背中を押していただいた。
全てのやり取りが終わり、1~2日程で動画等の編集が終わりホームページに掲載されると連絡をもらった。
カババに出品車両が掲載されるとこの様な感じになる。
グラントゥーリズモの売却は延長戦に
直近のアクセスも良く、これなら直ぐ売れるだろう。と、過信してしまったのがこの先自分自身を不安の渦に巻き込んでいく。
2~3週間して問い合わせメッセージも2通程受け取ったのだが、何故か購入までに踏み切ってくれなく四苦八苦してた。
2ヶ月近く経ったが、流石に他の新しい車両も出てきて私のグラントゥーリズモがページの後方に来てしまった為閲覧される確率が厳しくなってきたと思った。
そしてアクセス数は充分にあり興味はあるのもも、購入に踏み切れないという感じだった。
かなり悩み最終的に51万円値引きしてみたが買い手は見つからなかった…
想像以上にグラントゥーリズモを売るのに苦労した。
(私自身も10年落ちのイタリア車を買うのはかなり抵抗があったので、やはり個人売買でマセラティを買う人はまだまだ少ないと痛感した。)
ここで私も借金返済の為にお金が必要なので、我慢の限界となりカババでの出品を辞退した。
尚、出品のキャンセル料は一切掛からなかったので助かった。
まさかグラントゥーリズモのローン残債を完済し少しでも手持ちが残る様にするのに、あんなに苦労するなんてこの時は全く考えてもいなかった。
……イタリア車の洗礼を受けた(セルカ編)に続く。