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アストンマーティン ヴァンキッシュ ヴォランテが英国展に登場!日本橋三越本店での展示の魅力、デザインを紐解いていく。

Yuu
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世界限定生産の究極のオープンGTと60周年記念エディション

Vanquish Volante

アストンマーティン ヴァンキッシュ ヴォランテは、英国が世界に誇るラグジュアリースポーツカーとなる。

その最新モデルである第3世代ヴァンキッシュ ヴォランテは、アストンマーティンのフラッグシップとして、クーペ版のヴァンキッシュをベースにオープンエアの自由を加えた究極のグランドツアラーとなる。

「Vanquish(征服する)」という名にふさわしく、「Ultra-Luxury & Extreme Performance」をコンセプトに、戦闘機のようなパワーと洗練されたエレガンスを体現している。

ヴァンキッシュ ヴォランテは、クーペを含めて年間1000台の限定生産で提供されるスペシャルモデルで、価格は約5000万円(税込)からスタートし、ベース車両のヴァンキッシュ(新車価格約4500万円〜)を合わせると、総額は6000万円を超える可能性がある。

この価格帯は、ランボルギーニやフェラーリの12チリンドリ スパイダーと肩を並べるが、ヴァンキッシュ ヴォランテは英国のクラフトマンシップとレース由来の技術を融合させた唯一無二の存在だ。

Ferrari 12Cilindri Spider

そして9月10日に発表されたばかりの「60th Anniversary of Volante Editions」は、ヴォランテの名が誕生して60周年を記念した特別仕様で、Q by Aston Martinが手掛けた限定モデルになる。

ヴァンキッシュ ヴォランテとDB12 ヴォランテの2車種で展開され、それぞれ60台限定生産される。

今回展示されていたのは60周年記念車ではないが、日本にまだ1台しかないヴァンキッシュ ヴォランテが8月22日(金)に本館1階室町口横特設会場で披露された。

英国展は、英国の伝統文化やファッション、自動車などを紹介するイベントで21日にヴァンテージ ロードスター、22日にヴァンキッシュ ヴォランテ、23日にDBX707が日替わりで展示され、多くの来場者を魅了した。

ヴァンキッシュ ヴォランテは、英国の道路交通法に適合し、公道での実用性を確保しながら、極限のパフォーマンスを追求。価格や限定台数は一部非公開だが、Q by Aston Martinのカスタムオプションのハンドメイド性から、プレミアムな価値を持つモデルと考えられる。

特に60周年記念エディションは、限定60台という希少性で、投資対象としても注目されている。

そのヴァンキッシュ ヴォランテのエクステリア、インテリアを中心に、そして最近発表された60周年記念モデルの情報を織り交ぜて迫っていきたい。

デザインコンセプト

ヴァンキッシュ ヴォランテのデザインコンセプトは、アストンマーティンの伝統である

「Beautiful Won’t Be Tamed」

「美しさは飼い慣らされない」

を継承しつつ、現代のハイパフォーマンスを反映した「パーソナライズド・エレガンス」を強調している。

60周年記念モデルでは美しい流線型フォルムはそのままに、Q Pentland Greenという深みのあるグリーンペイントが標準採用され、ブラックのブレーキキャリパーにダイヤモンド旋削のエッジにサテンブロンズのホイールアクセントが加わり、Volanteの60年史を象徴するクラシックでモダンなルックを実現している。

このモデルは、アストンマーティンの「クルマとライフスタイルを融合させる」哲学をさらに推し進め、スポーツカーをファッションの一部として楽しむ文化を提案。

チーフデザイナーのマレク・ライヒマンの監修により、ヴァンキッシュ ヴォランテは「速さ」と「優雅さ」を両立させるデザインを追求したという。

英国のハンドメイド職人技と、レースでの実績を持つアストンマーティンの技術力が融合し、ヴァンキッシュのポテンシャルを極限まで引き出すオープンカーとして仕上げられている。

記念エディションでは、Q by Aston Martinのスペシャリストが手作業で仕上げ、専用バッジやエンボス加工が施され、所有者を高揚感に包み込む。

エクステリアデザイン

フロント

日本橋三越本店での展示されていたヴァンキッシュヴォランテは鮮やかなQ by Aston Martinの「Ion Blue」のボディカラーは英国展のテーマ「British Luxury」にマッチしていた。

カーボンファイバーのフロントバンパーは、アストンマーティンの伝統的な特殊な接着剤を使用するボンデッドアルミニウム工法を基盤に、軽量かつ高剛性を実現。 

大型のエアインテークは、5.2L V12ツインターボエンジンへの冷却効率を高め、ダウンフォースを増加させる設計となる。 

ヴァンキッシュ ヴォランテでは、これらのインテークがIon Blueのボディカラーと相まって、より鮮烈なコントラストを形成され、カーボンファイバーの織り模様がクリア塗装で露出しメカニカルな美しさが強調されている。

60周年記念エディションでは、フロントグリルにブロンズのアクセントが追加され、クラシックな雰囲気を醸し出す。

バンパーは巨大化されたヴェーンドグリルデザインの統一感を保ち、アストンマーティンの「征服者」というビジョンを体現。

エアインテークのエッジは、DBSやヴァンテージからインスパイアされた空力設計を反映し、高速走行時の空気抵抗低減と安定性を確保している。

だが、私は左右の小さなエアインテークのデザインにどうしても違和感を感じてしまう…

またフロントバンパー下部には、カーボンファイバー製のリップスポイラーが装着され、地面との距離を最適化。

フロントアクスルのダウンフォースを強化し、高速コーナリング時の安定性を向上させる。

ボンネットはカーボンファイバー製で、GTカー風のエアアウトレットが特徴。V12エンジンの熱排出を効率化し、冷却性能を向上させる。

LEDヘッドライトはヴァンテージと同様のヘッドライトかと思われるが、先代のヴァンテージの細長くシャープなデザインが変更されフィスカー時代のヴァンテージに近い大きさとなっている。

Vantage

個人的な印象であるが、ヴァンキッシュはヴァンテージのスポーツ性をそのままGTカーに寄せたイメージである。

サイド

ヴァンキッシュ ヴォランテのサイドデザインは、ヴァンキッシュの流麗なシルエットを基盤に、オープンモデルもあってか、クーペよりも開放的なデザイン。

サイドシルはカーボンファイバー製で、ボディ下部の気流を整え、横方向の安定性を高めるとともに、視覚的な低重心感を強調する。

フロントフェンダーとリアフェンダーもカーボンファイバー製で、軽量化とワイド感を両立。

サイドデザインの要となるのは、アストンマーティンオリジナルの鍛造アルミホイール。軽量かつ高剛性を実現し、スポークデザインはエッジの効いた形状で、力強さと上質さを演出している。

60周年記念エディションでは、21インチの専用ホイールにブロンズフィニッシュが施され、Q Pentland Greenボディとのコントラストが美しい。

ホイールサイズは、フロント 275/35 ZR21リア325/30ZR21にカスタムメイドのピレリ P ZEROが装着されグリップ力とハンドリング性能を最大化し、ヴァンキッシュ ヴォランテの優雅なキャラクターをサイドビューで表現している。

リア

ヴァンキッシュ ヴォランテのリアデザインのハイライトは、オプションのカーボンシールドと4本出しエキゾーストになる。

スクエア型ののテールパイプは歴代のアストンマーティンでは珍しく、GTカーの迫力とモダンな美しさを兼ね備えている。

排気効率を最適化し、V12エンジンのレスポンスを向上させるこのエキゾーストは、専用サウンドチューニングが施され、咆哮のようなサウンドを奏でる。

英国の騒音基準を満たし、公道での実用性を確保している点も魅力だ。

先進のLEDテールライトは、縦長のデザインがワイド感を強調し今後のアストンマーティンのフラッグシップモデルの代名詞になりそうだ。

インテリアデザイン

ヴァンキッシュ ヴォランテのインテリアは、英国のクラフトマンシップが光る空間だ。25種類以上のレザーカラーと9つのデザインテーマから選べるカスタマイズオプションが豊富で、パーソナライズの極み。

シートはフルレザー仕上げで、スポーツシートながら長距離ドライブに適した快適性を備えもつ。

展示されていたヴァンキッシュは「Q Cote d Azur Blue」インテリアカラーで「Ion Blue」との完璧なバランスを実現。

ダークウォルナット・オープンポアのべニア、専用ステッチとエンボス加工の「60th Anniversary」ロゴが施され、歴史的な深みを加える。

モダンなタッチスクリーンインフォテインメントシステムを搭載。10.25インチのディスプレイは、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応し、ナビゲーションやエンターテイメントをシームレスに提供。

ステアリングホイールはレザーラップで、シフトパドル付き。センターコンソールには物理ボタンを配置し、直感的な操作を実現しているが、ステアリングは静電式のままである。

パフォーマンスとスペック

ヴァンキッシュ ヴォランテのパワートレインは、新開発の5.2L V12ツインターボエンジン。出力は835PS(824hp)、トルク1000Nmを誇り、0-100km/h加速は3.4秒、トップスピードは344km/hに達する。

60周年記念エディションもこのスペックを維持し、特別チューニングは施されていないが、限定性でパフォーマンスの価値を高める。

8速オートマチックトランスミッションと後輪駆動で、電子制御デファレンシャルがトラクションを最適化。シャシーはボンデッドアルミニウムとカーボンファイバーで、乾燥重量は約1870kgと軽量。

サスペンションはアダプティブダンパーと電子制御で、GT、Sport、Sport+モードを備え、多様な走行シーンに対応。

燃費は市街地約5.5km/L、高速約9km/L(EPA基準)と、V12らしいパワーを考慮すれば妥当。ブレーキはカーボンセラミックで、優れた制動力を発揮。

まとめ

アストンマーティン ヴァンキッシュ ヴォランテは、英国の伝統と最新技術が融合した、究極のオープンGTカーだ。

特に最近発表された60th Anniversary of Volante Editionsは、限定60台の希少性とQ Pentland Greenの特別デザインで、Volanteの60年史を祝うマスターピースとなっている。

日本橋三越本店英国展での展示を通じて、そのカーボンファイバーの機能美、ハンドメイドのインテリア、V12のパフォーマンスが新たな次元を体現した。

限定性と国際的な評価を背景に、クルマをファッションやライフスタイルとして楽しむ文化を提案し、ヴァンキッシュ ヴォランテはアストンマーティンの伝説を継ぎつつ、英国のエレガンスが息づく唯一無二のスーパーカーである。

出典:Ferrari 12Cilindri Spider: A Regional Debut of Pure Driving Excellence in Lisbon

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ABOUT ME
Yuu
現在30歳の男性。フォルクスワーゲンのプロショップでフロントスタッフをしています。 アストンマーティンDB9、マセラティ グラントゥーリズモを所有していました。 現在はメルセデスベンツ Cクラスに乗っています。 いかに安く維持するか日々節約との勝負でその奮闘記やちょっとした整備や雑談を紹介したいと思っています。

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