T-ROC

ゴルフ7 GTI・R、アルテオン、パサートで駐車したらオイル溜まりが…樹脂製オイルパンの漏れは要注意!交換方法と工賃も紹介していく。

Yuu

駐車場のコンクリートが汚れてしまった

フォルクスワーゲンの2.0Lエンジンにはクーラント漏れと並んでオイル漏れが定番トラブルであるが、中でも樹脂製オイルパンの劣化・ヒビ割れによる漏れは深刻な問題となっている。


ゴルフ6以前の金属製から変更されたこの樹脂性オイルパンは、年数・走行距離が伸びると熱・経年劣化でヒビが入りやすく、一度漏れ始めると止まらないケースが殆どになる。

症状が悪化すると駐車場に直径20〜30cm以上の黒いオイル溜まりができ、戸建てやマンションの立体駐車場ではコンクリートに染み込み、油分除去・特殊洗浄・着色補修で数万円〜十数万円の追加費用が発生してしまう。

また最悪の場合、管理組合や大家さんからクレーム・補修請求される事もありえる。

Passat R-Line 2.0L

実際に友人から聞いた話では、他社中古で購入したパサート R-Lineがオイル漏れが激しく、新築ガレージのコンクリートに大きな染みを作ってしまい、正規ディーラーにクレーム案件として入庫したケースがあったという。


納車時現状渡しで整備歴が甘かったのが原因だが、早めの点検で防げた典型例になる。

当ショップにも似た症状で来店されるお客様も年に数人いる。

今回入庫した車両

Golf7R
•車種:ゴルフ7R

•年式:2016

•走行距離:47,025km

主な症状:駐車後に直径15〜25cmのオイル溜まり、エンジン下部全面がオイルで浸っている

診断結果と原因

お客様から話を聞いたところ、

お客さん
お客さん

「駐車場の土の一部がいつも黒くなっているんだけど、水漏れだったら乾くと思うけどオイル漏れかな?」

と来店時に話を伺った。

なので、早速リフトに上げてみると予想通りオイルパンがオイルまみれになっていた。

かなり酷い状態であった

オイルパンの修理は不可なので、本体交換の見積

りを提示し了承を得たので交換作業に移った。


樹脂製オイルパンは耐衝撃性が低く、段差・駐車時の接触・経年劣化で簡単にヒビが入る。
さらにガスケットが痩せて硬化すると、ボルト締め付け部から漏れも加速し、修理不可のためオイルパン本体交換が基本となる。

初期症状としてオイルパンがテカってくる
ねじ山にオイルが溜まるケース

オイルパン交換作業手順

作業は車両を上げれる環境があれば1〜1.5時間程度で完了する。

1.エンジンオイルを抜く

2.オイルパン取り付けボルトを20本外していく。ボルトやオイルパンは再使用しないので取り外し順序は気にせず外しても構わない。

3.古いオイルパンを取り外し、エンジンブロック側接合面を清掃する

4.新品オイルパンに新品ガスケットをセット

オイルレベル/テンパレチャーセンダーのOリングも交換

5.手締め → 指定トルク(8N・m) → 90°角度締め

この順序でオイルパンを締めていく

※オイルレベル/テンパレチャーセンダーは9N•mで締め付け(角度締めは無し)

6.エンジンオイル、オイルフィルター交換後にロードテストで漏れ確認

社外アルミニウム製オイルパンへのアップグレード

樹脂パンの根本的弱点を克服するため、多くのオーナーが社外アルミニウム(またはスチール)製へ交換する方法もある。

調べてみるとiSWEEP EA-888 Aluminum Oil Pan IS-EOP-EA888の取り付け事例が多く見られた。

この製品は6061-T6アルミニウムをCNC削り出しで製造したビレット製オイルパンで、加工不要のボルトオン装着が可能。

ゴルフ7/7.5 GTI/R、アルテオン、パサートをはじめとする幅広いEA888搭載車に適合する。

iSWEEP IS-EOP-EA888の主な特徴

•オイルパン下部全面に冷却フィンを配置 → 空冷効果によりサーキットなどの過酷な条件下でエンジンオイル温度を安定

•マイナスドライバー(強制開放時使用)オイル容量を約1リットル増加(追加オイルにより温度制御と供給安定性が向上)

•内部にバッフルを配置 → 強い横Gがかかるコーナリング時でもオイルの片寄りを防ぎ、安定したオイル供給を実現

•内部にバッフルを配置 → 強い横Gがかかるコーナリング時でもオイルの片寄りを防ぎ、安定したオイル供給を実現

•ドレンボルトを左右2か所に配置 → 古いオイルを完全に抜き取り可能

•純正オイルレベルセンサー対応(位置調整済みで追加オイル量を検知)

•側面サービスポート付き → 付属の1/8TPセンサーアダプター交換で社外油温計を簡単に装着可能

•価格:¥104,500(税込、日本国内販売価格)

よくある質問(FAQ)

問い合わせやコメント欄でいただく質問を先取りして回答していく

Q1. オイル漏れを放置するとどうなる?
エンジンオイルが減り続け、最悪焼き付き・エンジン破損の危険。早めの修理を。
Q2. 自分で交換できる?
車両を上げられる環境と基本的な工具があれば可能。締め付け順序と角度を守らないと再漏れしやすくなる。
Q3. どの年式・車種で起こりやすい?
ゴルフ7/GTI/R(2013〜2018年式)、アルテオン、パサート、ティグアンなどの2.0 TSI。走行5〜10万km前後で増加傾向にある。
Q4. 予防策はある?
定期的な下回り点検とオイル漏れが起きる前の予防交換を実施を推奨する。

オイルパン交換工賃

2016年式 ゴルフ7R 47,025km オイルパン交換
部品名、料金、純正部品番号

•交換工賃及び診断料等 10,000円

•オイルパン 61,000円 06K103600AE

•ガスケット 7,200円 06K103649J

•ボルト 5,800円 N 91071701

•エンジンオイル 9,500円 (自社指定オイル)
•ドレーンプラグ 1,100円 06L103801
•オイルフィルター 2,800円 06L115562B


税込み価格合計 107,140円

まとめ

ゴルフ7や7.5 GTI/R系、アルテオン、パサート等で駐車場にオイル溜まりができたら脂オイルパン漏れを疑っていただきたい。
早めの交換で高額補修請求やエンジントラブルを防げる。

純正樹脂のままなら8〜11万円、耐久性を求めるなら社外アルミパンがオススメになる。

入庫のご案内は現在受け付けていませんが、オイルパン修理でお困りの方は気軽にお問い合わせフォーム又はコメント欄にメッセージを送ってください。

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT ME
Yuu
アストンマーティンDB9やマセラティグラントゥーリズモ、メルセデスベンツCクラスを過去に所有し、現在はジャガーFタイプと三菱エクリプスクロスを愛車とする30歳の整備士が運営するブログ「タチバナ記録簿 」。 フォルクスワーゲンのプロショップでフロントスタッフとして働く著者が、輸入車の維持費を安く抑える節約術や日常のメンテナンス、ちょっとした雑談をリアルに紹介。 高校生時代からの車への情熱を交え、初心者からベテランまで役立つ情報を発信。 フォルクスワーゲンのメンテナンスのコツやコストダウン方法を探しているなら、このブログを是非覗いてみてください。

\買取オークションで愛車を高くろう!/
セルカで無料査定
\カババで愛車を売却/
出品登録はこちら
記事URLをコピーしました