アストンマーティンを見にジャパンモビリティショー2023に行ってきた!
コンセプトカーよりもアストンマーティン
プレオープンからマツダ、日産、ダイハツを筆頭にコンセプトカーが発表されていた。
私は少し忙しかったので見送ろうと思っていたが、友人から運良くチケットを貰ったので先週の日曜日にジャパンモビリティショー2023に行ってきたが、一筋縄では行かなかった。
東京ビックサイトには13時頃に到着し、
日曜日というのもあり人で溢れ返っていた。
チケットを確認してもらい、
ビックサイト内へ移動したのだが何処に何があるのか分からなく一先ず「東エリア」から確認して行くことにした。
※今回は時間の制限があった為、私が気になったブースを紹介していく。
DAIHATSU
東エリアに入ると直ぐにダイハツエリアが目に入り、話題になっていた「ビジョン コペン」が展示されていた。
第一印象としては2台目コペンではなく、初代コペンのオマージュであると思った。
ビジョン コペンを見てて
「今までのコペンと比べて大きくなったか?」
と違和感を感じていた。
初代コペンと比較してみる。
初代コペン
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1245mm |
ビジョン コペン
全長×全幅×全高 | 3835×1695×1265mm |
と、やはり一回り大きくなっている。
ビジョン コンセプトはエンジンが1,300ccとなり初代コペンの659ccの約2倍となり軽自動車規格から5ナンバー普通自動車と生まれ変わった。
コペンといえば軽スポーツカーという長年のイメージを今回のビジョン コペンで払拭するのもありだと私は思っている。
車体が大きくなることでスポーツモデルとしての運転を楽しむ事ができ、足回りもより本格的な物に仕上げられる。
加えて軽自動車で事故が起きた際は
「死」を覚悟しなければいけないが、
普通車規格では安全面を確保することが出来る。
軽量というメリットを捨てる事にはなるが、
命より大切なものはないので、
是非このまま市販化をしてもらいたい。
(というより、このまま市販化すればビジョン コペンはかなりヒットするのではないか?)
コペンの背景でも分かるが、
日曜日ということもあり、人が多過ぎて肩を何度もぶつけられたり人気場所だと撮影すら困難だった。
特にトヨタブース、スバルブースは人が特に多かったので今回は見送った。
BYD
続いて今回アストンマーティンを除いて、
1番楽しみにしていたのが、最近話題である電気自動車のBYDだ。
所感だが、間違いなくエクステリアデザインは日本ウケが良いのもばかりである。
(各メーカーのパ◯◯ではないかと思うほど似ているからか…)
各ブースを流し見しながら歩いていると、
エクスファイ…ではなくDENZA D9というミニバンが展示してあった。
DENZAとはBYDとメルセデスベンツとの合併企業であり、このD9だがインテリアやインフォメントシステムはメルセデスらしさを感じ所があった。
ステアリングの形状やエアバッグのステッチはSクラスに非常に似ており、
ボタンは私が嫌いな静電式タッチとなっていた。
シフトレバーやスイッチも他ブランドとは差別化されたデザインとなっているが、
パネルがグロスブラックとなっていたので指紋が悪目立ちしていた。
レザーやドアトリムの触り心地が良かったのが印象的で、全体を通して質感が高く、
エクステリアのオラオラ感やファイバーテールライトのデザインは日本のヤンチャなお父さんが好みそうである。
個人的にドアハンドルがフロントとリアで一体構造となって面白いと思った。
そして気になっているBYDである。
ゆっくり見ていたかったのだが、予想以上に人が多かったのでDOLPHIN(ドルフィン)とATTO 3(アットスリー)のインテリアチェックは断念した。
このどちらのモデルも今後日本市場に本格的に導入された際には、国産車や欧州車は歯が立たないと私は思う。
正直に申し上げるとフォルクスワーゲンのID.シリーズより魅力を感じる。
(フォルクスワーゲンはポップな可愛いデザイン路線を直ぐに変更し、ティグアンのような高級デザイン路線で電気自動車を出せば売れると思うのだが…)
SEAL(シール)だけはチェックしたかったのでの人が多いのを我慢しつつ列に並んだ。
運転席に座った瞬間に嫌だと思ったのが、巨大なセンターディスプレイが視界の邪魔していた。
テスラからディスプレイの巨大化が進み、
今ではSクラス、Cクラスとメルセデスベンツまで広がっている。
特にBYDはフローティングディスプレイであるので余計に大きな存在感がある。
SEALのインテリアは曲線をモチーフに随所取り入れていて、エアコンパネルやドアトリムはステッチやアルカンターラを用いてあり質感が非常に高い。
(ドアトリムはマクラーレンに似ている)
ステアリングは中々見ない独特の形状で、更に意外な点に気づいた。
BYDは日本車と同じくウィンカーレバーが右であるのが興味深かった。
巨大なセンサーディスプレイを除けばSEALのインテリアは上品に仕上がっていている印象だ。
エクステリア移ると、
SEAL(シール)はポップアップ式のドアハンドルを採用しているのが分かる。
このポップアップ式だが見た目はスッキリして良いのだが、壊れた時はどうするんだろうか?と整備士目線でいつも考えてしまう。
フロントはフ◯ラー◯のS◯90とマク◯ーレ◯ GTからのパクリで…はなく、独自性のあるデザインだと思う?。
4本線が入ったデイライト?がオシャレで電気自動車らしさもありSEALで気に入っている箇所でもある。
リアデザインは、最近流行りの一本化されたファイバーテールライトが特徴的でテールライト内部の造形は細かく作り込まれているが、やや気持ち悪くも思う。
(夜間走行時では煽られる心配は無さそうだ)
私はBYDを中国車という先入観があって、
内装はどこかのメーカーを真似をし、質感も酷い物だと思っていたが、その予想は見事に裏切られた。
BYDは予想以上に凄い。
これは事実であり、車両価格も約600万円くらいが予想されている。もしかしたら本当にフォルクスワーゲンやメルセデスベンツ等の欧州車、日本車は敵わないかもしれない…
BYDやダイハツ以外にも新しいコンセプトカーがあったので簡単に紹介していく。
SUZUKI
シボレーからコルベットC7をコンパクトカーにした車が登場した。
…ではなく、スズキのスイフト コンセプトである。そもそもデイライトのデザインに限界がきているのかスイフトコンセプトはほぼ同じ形状である。
(86やBRZもコルベット C7に似ている。)
ボンネットとエンジンルームに隙間が空いており、その隙間のラインがフロントフェンダーからリヤフェンダーまで1本の線で繋がっているので先代のスイフトとは全く違う仕上がりになっている。
TOYOTA
トヨタブースで唯一撮れたのがFT-Seとい電気自動車(BEV)スポーツカーである。
第一印象はデイライトの圧倒的存在感が凄い。
以前良く韓国に行っていたが、その時に見たヒュンダイのソナタを思い出させるようだった。
(韓国車はデイライトの主張が強い車両が多い)
Mercedes-Benz
メルセデスベンツのブースも人が多くて身動きが全く取れないレベルだった。
コンセプト EQGは見ての通りGクラスの電気自動車である。
都内のお住まいの富裕層が間違いなく相次いで爆買いすると予言する。
EQS Edition1だが写真を見ていただくと分かるが車の周りは人だらけなので、写真だけ撮って直ぐ移動した。
MAZDA
マツダでは、各メディアが大々的に取り上げていたが現地でもアイコニック SPは大人気だった。
近くで見る為には閲覧規制となっていたので、私は少し離れた位置で見ていたが、ドアの開き方はアストンそっくりである。
ドアが非常に大きいので駐車スペースがかなり必要だな…と思っていた。
ドアミラーはカメラ搭載型となっていたが採用される事は先ず無いだろう。
(レクサスESのドアカメラは一時期有名になっていたが、現在の中古車では95%がドアミラーレンズ装着車で残り5%がカメラ装着車であった。)
LEXUS
殆ど情報が無いままでモビリティショーに来たので、今回展示されているコンセプトカーの中でレクサスのLF-ZCが特に印象に残っていた。
航続距離を1,000kmを目指して現在開発中だそうだ。
ASTON MARTIN
そして本命のアストンマーティンを見に南エリアへ向かった。
東エリアから南エリアまで歩くのだが、距離が遠過ぎて足が完全に悲鳴を上げていた。
南エリアを散策すると、ようやくアストンマーティンを見る事が出来た。
予想もしてなかったV12 ヴァンテージが展示され、その隣にはヴァンキッシ ザガート クーペという豪華過ぎる光景であった。
大勢いる人の中で、私はこの2台の前で夢中になって写真を撮っていた。
この言葉だけで充分だと思うが、
「2台とも最高に美しかった。」
どの展示車よりも身を乗り出して見てしまう。
V12 ヴァンテージは下記の記事でも紹介している。
V12 ヴァンテージは世界限定333台の希少モデルである。
改めてプロトタイプと見返すと、
フロントバンパー及びフロントリップスポイラーに若干の変更があるのが確認出来る。
タングステンシルバーのボディ色にブラックアウトされたリップスポイラーにラインが入っているのがお洒落で、こういった魅せ方もあるのかと勉強になった。
V12ヴァンテージはメッシュグリルではなく、ヴェーンドグリルが採用されバンパーも専用設計なのでグリル付近のデザインが綺麗に仕上がっていて収まりが良い。
V8モデルのヴァンテージが販売された当時はメッシュグリルのみの設定で、
ファンの要望が多く寄せられヴェーンドグリルの設定も追加されたが既存のバンパーに取り付けた為、全体バランスが崩れたように私は思う。
問題は隣のヴァンキッシ ザガート クーペだ。
世界限定99台中の1台である。
ヴェーンド ザガートには他に
シューティングブレイク(99台)、
オープンのヴォランテ(99台)、
更にレアなオープンのスピードスター(28台)がある。
どのモデルも超希少車であり、お目にかかれるだけで貴重な体験となる。
日本にはクーペが2台、シューティングブレイク1台、ヴォランテ1台が調べる限りだと存在する。
99台中の1台であるクーペを確認していく。
以前もモーターショーで展示されていたが、距離が遠く、ゆっくり見れた記憶が無かったので今回は間近で見れてザガートの造形を堪能できた。
フロントはこの年代のアストンでは珍しいデイライトが採用されている。
通常のヴァンキッシと比べカーボンファイバーの露出は控えめであるが、フロントリップスポイラーが取り付けられている。
そしてヴァンキッシとヴァンキッシ ザガートの大きな相違点はグリルがヴェーンドグリルではなく、専用設計のメッシュグリルとなっている。見る角度によってザガートの頭文字である「Z」が浮き出てくる。
サイドは空力を更に意識しフェンダーが一新されている。サイドリピーターも大型化されホイール共に金色で塗装されているが特徴だ。
サイドステップにもカーボンファイバーが使用され、ザガートによって生み出せられたこのモデルは8,000万円という価格は高くないのかもしれない…
そして両車共に背景に広告があったので、
リアの写真を撮る事が出来なかったのが非常に残念であった。
今回モビリティショーにはアストンマーティンブースが小規模だが展示してあった。
DBX707のF1メディカルカーはフォーミュラーカー色にラッピングされていて所々にライムカラーのアクセントが施されている。
このDBX 707は、車名に707と付け加えられいる通り707馬力の最高出力を発生させる。
スーパーカーレベルのエンジンが積んでおり、その他のSUVを完全に圧倒している。
通常のモデルの最高出力を550PS/6000rpmから707PS/6000rpmに、最大トルクを700N・m/2200-5000rpmから900N・m/2750-4500rpmへと引き上げている。
通常モデルから157PSと200N・mも上昇させている。
日本で購入できるフォルクスワーゲンで、SUV最高出力を持つティグアン R(320馬力)の2倍以上となると最早異次元の車だ。
通常のDBXも元々大きいグリルが備わっているが、DBX 707はクーリング性能を向上する為に一回り更に大きくなったグリルが取り付けられている。
そして一際目立っていたのがホイールだった。
とりあえず大きい。
本当に大きいと終始感じていて、そのサイズは23インチ。フロントは285/35 ZR23、リアタイヤは325/30 ZR23となる。
リアの325という途方もないサイズに困惑していた。
今回展示されていた、
V12ヴァンテージ、ヴァンキッシュ ザガート クーペ、DBX 707の3台のみで、約1億5千万円程になる。
将来所有する事は到底出来ない3台ではあるが、皆さんはどのアストンがマーティンがお好きだろうか?
そして今月中旬には、「 ASTON MARTIN ARCADIA TOKYO 2023 」へ行く予定である。
アストンマーティンの魅力を更に伝えられると思うので、是非今後もブログを読んでいただきたい。
アストンマーチンアルカディア行かれるんですね。私の友達のDB9オーナーが19日開催のtrack day にに申し込もうとしたら、アストンマーチンディーラーで新車で買ったオーナーさんしか走れないみたいで、断られたそうです。なんと敷居が高い。
浅草寺での展示は土曜日までなんですね。子供の習い事の送迎とかあって行けそうにないのが残念です。
もんもんさんおはようございます。返信遅くなってしまい申し訳ありません。17と19の2日間行こうと思っております。新車購入のみとは…それはかなり敷居が高いですね。恐らくですがその中から更に購入歴や整備入庫歴を加味して選抜されそうな気がします。もんもんさんはご都合が合わないのですね…私の方でもブログにてアルカディアの様子を載せる予定なので良かったら覗いていただけると嬉しいです。