Fタイプの1年点検でクーラント漏れが2箇所…実費なら136,510円だった。
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ここ1ヶ月ほど、Fタイプに乗れていなかった。
理由は走行中にクーラントワーニングが点灯してしまったことになる。

1年点検のタイミングが重なり点検に出したところ、漏れている箇所が2つ見つかった。
ウォーターポンプと、クーラントタンク。仮に全額実費だった場合の見積もりは136,510円だった。
この記事では1年点検の請求内訳と、漏れの診断、そして保証申請の流れまでを書いていきたい。
先に結論
- 法定12ヶ月点検の技術料だけで49,000円。ブレーキフルード交換まで含めた請求総額は74,140円だった
- 漏れていたのはウォーターポンプとクーラントタンクの2箇所。加圧してタンク下部から滲んでいた
- 実費なら136,510円。うち部品代が82,100円を占める
- EGS保証で両方とも認められた。タンクは通らないと思っていたので正直助かった
- 交換された部品はOEM品だった
ドライブの帰り道に点灯した
走行中にクーラントワーニングが点灯した。幸いだったのが自宅に着く直前だったことで、そのまま自走して帰ることができた。
帰宅後、精製水で補充してから後日ディーラーへ持ち込んでいる。
緊急時であれば水道水でも構わない。ただ手元にあるなら精製水の方が望ましい。 水道水にはカルシウムやマグネシウムといったミネラル分が含まれていて、加熱によって結晶化し冷却系の内部に付着していくからだ。
ただしどちらにしても、水で薄めた状態が続くのは良くない。 クーラントは凍結防止と防錆の役割も担っている。応急処置で入れたら、点検の際に適正な濃度へ戻してもらってほしい。
その後は診断と保証申請の流れになり、しばらく車を動かせない期間が続いた。ここは輸入車で保証を使うときに、ある程度覚悟しておく必要がある部分だと思う。
法定12ヶ月点検の費用

まずは1年点検の内容から。項目自体は何ら変わらない法定点検になる。
ジャガー Fタイプ 法定12ヶ月定期点検
※実際の請求書の内訳になる。年式・仕様・店舗によって金額は変動する。
点検の項目として記載されていたのは、エンジンルーム点検、足回り点検、油脂類点検、灯火類作動点検、タイヤ空気圧点検・調整、ホイールナット締付、バッテリー点検になる。
内容を見る限り、特別なことをしているわけではない。それでいて点検の技術料だけで49,000円。これは当ショップの法定12ヶ月点検と比べると、倍近い金額になる。
ブランドの格が違うので仕方がない部分ではある。ただ輸入車の中でも、ジャガー/ランドローバーの工賃単価はやや高い部類だと思っておいた方がいい。
| 依頼した内容 | 結果 |
|---|---|
| 冷却水不足の警告が出たので漏れの確認 | 2箇所から漏れを確認。別紙で見積もりが出た |
| ブレーキ鳴きが酷いので点検 | 今回の点検整備にはブレーキの分解作業は含まれておらず、実施する場合は別途料金が必要とのことだったため、鳴き止め処置のみを実施してもらった |
点検を依頼するときは、気になっている症状を先に伝えておくといい。点検項目には入っていない内容でも、預けているうちに見てもらえる。後から「そういえば」と持ち込むより、往復の手間が省ける。
車両チェックレポートが送られてきた
点検を実施してしばらくすると、車両チェックレポートがメールで送られてきた。

動画や写真で車両状態が分かるので、非常に助かる。
テクニシャンは外国人の方だったが、写真を見る限りしっかりと点検項目を見てくれている様子だった。

そして薄々気づいていたが、リアタイヤの消耗が進行していた。これは後々交換することにしている。

工賃が高いという話を書いたが、このレポートの存在は正規ディーラーの強みだと思う。
写真と動画で残るので、指摘された内容を後から見返せる。整備側にいる人間としても、これは良い仕組みだと感じた。
漏れていたのは2箇所だった
点検の結果、クーラント漏れが確認できたのは次の2箇所になる。
| 箇所 | 状態 |
|---|---|
| ウォーターポンプ | 漏れを確認 |
| クーラントタンク (リザーバータンク) |
圧力を掛けるとタンク下部から徐々に漏れてくる。早急な交換が必要との判断 |


ここは整備の話として書いておきたい。
冷却系は、エンジンが温まると内部が加圧される。冷えて圧力が抜けている状態では漏れないのに、圧力が掛かると漏れ出すという箇所がある。
クーラントタンクは樹脂製で、内部は加圧される。そこにエンジンの熱で温まっては冷える、という繰り返しが何年も加わる。
樹脂は少しずつ硬く、脆くなっていく。やがて目に見えないほどの細かいひび割れが入り、圧力が掛かったときだけそこから滲み出すようになる。
だから駐車場に垂れた跡が無くても、漏れていないとは限らない。 冷却水が少しずつ減っているのに漏れ跡が見当たらない、という場合は、加圧して確認してもらう必要がある。
今回の診断では、まさにこの形でタンク下部からの漏れが見つかった。自分で覗いただけでは、まず気づけない漏れ方になる。
全額実費だった場合の見積もり
仮に保証が使えなかった場合、いくらになるのか。実際に出してもらった見積もりがこれになる。
クーラント漏れ修理 見積もり
ウォーターポンプ交換
クーラントリザーバータンク交換
※実際に提示された見積書の内訳になる。年式・仕様・部品改定によって金額は変動する。
この見積もりで目を引くのが、部品代が82,100円と、技術料42,000円の倍近くを占めている点になる。

中でもクーラントタンク単体で30,300円。樹脂のタンク1つで3万円を超えるというのは、国産車の感覚だと驚く金額だと思う。ウォーターポンプ本体も38,100円になる。

輸入車の修理費が高く感じられる理由は、工賃よりも部品単価の方にあることが多い。この見積書は、それが分かりやすく出ている例だと思う。
なおクーラントが3本計上されているのは、作業で系統から抜けるぶんを補充するためになる。冷却系の修理では、この油脂代も必ず乗ってくる。
EGS保証への申請と結果
今回はEGSの保証へ申請している。以前エアコンコンプレッサーを交換した際にも使った保証になる。
申請は専用フォームから内容を入力する形になる。
ウォーターポンプとクーラントタンクの両方が保証の対象として認められた。
正直なところクーラントタンクは申請が通らないと思っていたので、運が良かったと思っている。樹脂部品の劣化は、消耗品として扱われて対象外になることもあるからだ。
ここは正直に書いておきたい。保証を使うと車が動かせない期間が長くなる。
| 工程 | 内容 |
|---|---|
| 診断 | 漏れ箇所の特定と見積もりの作成 |
| 保証申請 | フォームから内容を送り、認定を待つ |
| 部品手配 | 認定後に発注。お盆を挟んだこともあり、ここで時間がかかった |
| 作業 | 部品到着後に日程を決めて実施 |
※今回の流れになる。申請内容や時期によって期間は変わる。
修理費が抑えられるのは大きい。ただその間、車には乗れない。1ヶ月ほどFタイプに乗れなかったのは、この流れがあったからになる。
保証に入っている人は、この時間的なコストも込みで考えておいてほしい。急ぎで直したい場合は、実費で進めるという選択もある。
交換された部品はOEM品だった
実際の作業工程は見ていないが、交換作業の写真を数枚撮ってもらえた。
交換された部品はOEM品だった。
純正部品を実際に製造しているメーカーが、自社ブランドで出している部品になる。 中身は純正と同じ製造ラインから出ていることが多く、箱とロゴが違うという理解で近い。
純正品より価格が抑えられるため、保証修理や一般の修理でも使われることがある。 社外品とは別物なので、そこは分けて考えたい。
タチバナのひとりごと
普段は見積もりを出す側にいるのに、今回は出される側だった。49,000円の点検料を見たときは、さすがに一瞬固まった。
ただ、車両チェックレポートが届いたときの安心感も本物だった。写真と動画で状態が分かるというのは、預ける側からすると想像以上に大きい。工賃の高さと、この体験は無関係ではないのだと思う。
まとめ
- 法定12ヶ月点検の技術料は49,000円。ブレーキフルード交換を含めた請求総額は74,140円
- 点検時に「気になる症状」を先に伝えておくと、往復の手間が省ける
- 車両チェックレポートは写真と動画で残る。正規ディーラーの強みだと感じた
- クーラントタンクは圧力を掛けたときだけ下部から漏れていた
- 樹脂タンクは熱サイクルで脆くなる。 垂れた跡が無くても漏れていないとは限らない
- 実費なら136,510円。うち部品代が82,100円で、技術料42,000円の倍近い
- タンク単体で30,300円、ウォーターポンプ本体で38,100円
- EGS保証で両方とも認定。ただし診断から作業完了まで、車に乗れない期間が続いた
冷却水の警告は、走行そのものに直結する。点灯したらオーバーヒートの一歩手前だと考えて、早めに点検を受けてほしい。
今回は自宅の直前だったので自走できたが、高速道路の途中だったらレッカーになっていたと思う。
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