フォルクスワーゲンの純正ナビは不具合が多すぎる。。。(MIB3編)

新しくなる度に不具合が増えている気がする。

何かと問題の多いフォルクスワーゲンの純正ナビ。

とりあえず使いづらいという事はご存知かと思うが、今回はナビゲーションシステムの不具合にフォーカスを当てていく。

ナビの不具合で1番厄介なのが、We Connectというオンラインサービスになる。

このオンラインサービスは基本的に使わなくても何も問題は無いのだが、せっかく搭載されている機能であるので使ってみたいというオーナーもいると思う。

このWe Connetに対しての不具合も多いので紹介していく。

※紹介していく上で、ゴルフ8のナビゲーションシステムとポロやT-CROSS,T-ROC,パサート等の車種はソフトウェアが違うので注意していただきたい。

ゴルフ8 MIB3 不具合

先ずはゴルフ8の不具合となる。

良くある症状として、

こういった症状をお客様から問診にて教えていただいた。

上記症状の中のナビゲーションシステムが「お待ち下さい」から画面が切り替わらない

という症状になってしまった実際のゴルフ8が下画像になる。

この画面から一切動かずにナビゲーションシステムが使えなくなってしまっている。

(その他Car Play,ラジオ,テレビ等は使用できる)

機能を良く知っている方なら気がつくかも知れないが、OTAアップデート(無線ソフトウェア更新)で直る可能性はあるのか？

と疑問に思うかも知れないがOTAアップデートで現在直った車両を見た事がないので難しいかも知れない。

この不具合の原因として、ナビゲーションシステムの地図データが破損している可能性が90%となる。それ以外の10%は本体不良になる。

何が原因で地図データが吹っ飛んでしまうのかは不明だが、先程の画面になってしまったらディーラーでの地図データの上書きが必要になるので、一般整備工場やプロショップでもデータがない限りはリカバリー出来ないので注意してほしい。

ゴルフ8のナビゲーションソフトウェアを確認する方法を紹介する。

動画を参照してもらい、ソフトウェアバージョンが古く上記リストに載せた不具合やその他別の不具合が発生している時はソフトウェアのアップデートで改善される可能性があるので参考にしてほしい。

ソフトウェアバージョンが0287、0289の場合は0293へとアップデートが可能なので是非一度確認してみて欲しい。

※地図データをご自身でお待ちで、

アップデートが可能でも個人でのアップデートは非常にリスクが高いので自己責任でお願いします。(場合によってはナビゲーション本体が故障します)

ポロ,トゥーラン,T-CROSS,T-ROC, MIB3 不具合

次は、ポロやトゥーラン,T-CROSS,T-ROC,パサート等の純正ナビゲーションシステムの不具合になる。

今回の不具合はMIB3となるので、画面が似ているMIB2とは違うので注意していただきたい。

先ずはソフトウェアバージョンの確認だが、今回の車両は新型ポロである。(下記動画)

※T-CROSS、T-ROC、パサート等も確認の仕方やソフトウェアバージョンは同じなので試してみて欲しい。

主な不具合はゴルフ8と似ているが、以下の様な症状が発生したと伺っている。

といった内容になる。

不具合のソフトウェアバージョンは0268、0290、0292で確認出来ているが恐らく0292以降のソフトウェアも不良が起こると思われる。

動画のポロはバージョンが0306であり、最新のソフトウェアアップデートが0324となっているので、その0292~0324の間のソフトウェアにも不良があるのだろうと思われる。

実際のソフトウェアアップデートはこの様に実施する。

最後にResumeという項目が一番下にあるのでそちらを押して作業は終了となる。

何処かの中古車店や個人売買で購入し不具合が出ている場合は、こちらも基本的にはディーラー対応となっているので、予約を取ってからソフトウェアアップデートを行っていただきたい。(飛び込み入庫は追い返される可能性があるので予約は必須)

※ゴルフ8同様に、こちらのナビゲーションシステムも頻繁に地図データが飛んでしまうのでナビ画面が「お待ち下さい」から一向に進まない時はディーラーにて、地図データを上書きしてもらうことを推奨する。

全ての症状に対して、私から1度は試して欲しい作業がナビの再起動を是非行って欲しい。

ナビゲーションシステムを1度シャットダウンする事によってシステムが再起動されるのでリアカメラの映像不良やTVチューナーが映らないといった症状が改善される事がある。

※ゴルフ8も再起動方法は同じであり、電源ボタンを長押し（画面が消えてもそのまま押し続ける）になる。

方法は文章で説明するよりも動画で確認した方が早いので、下記動画を参照して欲しい。

と、再起動をしても症状が直らない場合はディーラーへの入庫が必要である。

今回は最新のMIB3の不具合をまとめたが、

次回は優秀なMIB2と厄介な不具合の多いMIB1を紹介していく。

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MIB3の最新ソフトウェアバージョンが更新されたので報告する（2024/7/01現在）

ソフトウェアバージョンは旧最新バージョン324から330へと更新された。

330へと更新することで以下の不具合症状が改善されたと報告があったので記載しておく。

この他の不具合にも改善対策がされている可能性があるのでソフトウェアバージョンが324以下場合にアップデートをする際は正規ディーラーで予約を取り、アップデートすることをオススメする。

Yuu

整備士

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現在29歳の男性。フォルクスワーゲンのプロショップでフロントスタッフをしています。 アストンマーティンDB9、マセラティ グラントゥーリズモを所有していました。 現在はメルセデスベンツ Cクラスに乗っています。 いかに安く維持するか日々節約との勝負でその奮闘記やちょっとした整備や雑談を紹介したいと思っています。