アストンマーティンから乗り換えて何故マセラティグラントゥーリズモを買ったのか？

一度はイタリア車に

 イタリア車と言えば、先ず初めにフェラーリやランボルギーニの名前が上がってくるかもしれない。

両者ともイタリアの車の代名詞と言うくらい有名なメーカーで、車好きなら誰もが1度は魅了されたと思う。

脳を刺激するエンジン音や美しいデザイン。

エンジン音さえ聞ければオーディオは必要ないと思ってしまうし、人々を魅了するデザインはどう生まれるのか非常に気になる…

因みに私はフェラーリの中で458イタリアと288GTOが好きだ。

2台とも非常に綺麗な曲線を持っており、見ていて惚れ惚れする。

突然現在の収入ではどちらのメーカーの車は購入する事は不可能であり、私は見ているだけで充分。

そもそも維持費を考えると恐ろしい…(知り合いの方でアヴェンタドールのプーリ交換で3桁コースとも)

マセラティが気になった

色々とカーセンサーやグーネットを漁っていると、偶然グラントゥーリズモが目についた。

グラントゥーリズモにはフェラーリの名機エンジンF136が積んでいる。

あの名機エンジンは本当に良い音が出て、1800~3000rpm付近は正に快音。

3000~4500rpmで突然で突然排気音が無くなるが、これは恐らくエキマニの形状と中間パイプ等の影響であるから仕方ない…

このエンジンは1度は所有し体感する事は後悔しないと思った。

エンジンは460psと今の基準からすると低いけど、街乗りする分には全く気にならない。(恐らくゴルフRの方が早い。)

そして何よりピニンファリーナによって美しくデザインされたボディが付いてくる。 

運転席から見たフェンダーラインが実にエロい。正に女性の脚線美みたいなような…

1度好きなイギリス車から離れて、両方の良い所と悪い所を見つけて見るのも面白しろいかなと。

(…というよりDB9の故障が多過ぎて金銭面でかなりキツくなった)

いざグラントゥーリズモを買おうと思ったけど、グレードが多過ぎてどれが良いのか分からない笑

4.2LのS、Sオートマチック、4.7LのMCオートシフト、MCシフト、スポーツ、ストラダーレ…

やはりクラッチ交換は避けたいし、自分はガンガン飛ばしたりするタイプではないので DB9と同じくトルコン 6速ATの4.7LのMCオートシフトに決定。

私が買ったMCオートシフトは、ヘッドライトがインナーブラックでMCオートシフトのバンパーが凄くセクシー。

そして人生で初めて内装色が赤の個体をチョイス。

初めてゆっくりとグラントゥーリズモを見た時に思った事は、車幅が1915mmって実際見るとやっぱり大きいと感じた。

ビアンコエルドラドというホワイト色なので余計に大きく見えるしボリューム満点な車。

 試乗してみると意外と運転し易いのが直ぐに分かった。ハンドルはやや気持ち軽い気はするけど、あの巨体がグイグイ曲がるのは気持ち良い。ブレーキはドリルドローターで効きは充分。

(DB9のブレーキは驚く位に効かない。運転してて危ないと感じる時が何回かあった)

ホイールベースが長いから直進は安定するし、高速運転も疲れない。乗り心地もやはり良い。

気になるとこ

内装のプラスチック部はとてもチープな感じ。特にシフトレバー部が何とも安そうなタッチで少しガッカリした。

2000年代くらいのフォルクスワーゲンでもシフトレバーはしっかりしているので、自分が買ったグラントゥーリズモは当時1800万円もする車だからそういう所も煮詰めて欲しい…

イタリア車特有の内装ベタベタはもちろんしており、これはネットで購入した加水分解除去スプレーである程度は解決できた。

こういう細かい部分はまだまだドイツ車に敵わない。

あとは、個人的にリアフェンダーとタイヤの隙間が拳1つ分くらい空きすぎて、かなりの尻上がりな状態になっているのが嫌だった。(後々ダウンサスを入れた。)

グラントゥーリズモは粗を探せば沢山出てくるけど、イタリア流の魅せ方を堪能出来る車だと思う。

(何だかんだで最後は見た目とエンジン音だけで充分ということを自分の中で納得した笑)

Yuu

整備士

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現在29歳の男性。フォルクスワーゲンのプロショップでフロントスタッフをしています。 アストンマーティンDB9、マセラティ グラントゥーリズモを所有していました。 現在はメルセデスベンツ Cクラスに乗っています。 いかに安く維持するか日々節約との勝負でその奮闘記やちょっとした整備や雑談を紹介したいと思っています。