フォルクスワーゲンの純正ナビゲーション ディスカバープロで最も優秀な世代はこれだ!(MIB2編)
フォルクスワーゲンに乗っていて直面するのが純正ナビゲーションシステムの使いづらさと不具合の多さにイライラしたり、乗り換えを検討する人も少なからずいると思う。
過去にMIB3編とMIB1編を紹介させてもらったが、今回はその中間の世代のMIB2編となる。
私は今まで様々なディスカバープロの不具合を見てきたが、このMIB2世代が最も優秀で不具合が少ないモデルなる。
が、しかしそこはフォルクスワーゲンである。
不具合が必ずしも無いわけではないので私が対応した事のある事例を紹介していく。
先ずこのMIB2の括りとして、曖昧な部分があるのだが、0014~0032(最新)、0637~0823、1001~1203が存在している。
(それ以外のバージョンもある可能性があるので注意してほしい)
その中でも特に0014~のソフトウェアバージョンに不具合が発生しやすい。
それ以外のバージョンでは不具合を殆ど確認した事がないので安心していただきたい。
0014~0032を搭載しているモデルは、ゴルフ7、ヴァリアント/オールトラック,ゴルフトゥーラン,パサート セダン/ヴァリアント/オールトラックを確認している。
※私のショップでは バージョン~のB8パサート セダン/ヴァリアント/オールトラックに限りリアカメラが開いたままになってしまった症状が確認している。
(その時は中古車店保証等で何とかなったが、新品のリアカメラ交換が必要になる)
0014~の主な不具合は以下になる。
※こちらはソフトウェアアップデートによって0032アップデートされる。
0032以降のバージョンはリリースされておらず、0032のソフトウェアバージョンで不具合が発生している場合はインフォメーションECUというコンピューターに不良の可能性があるので注意してほしい。
・リバース時に一瞬画面が黒くなる
・テレビ画面が表示されない
・フリーズ後、システムが再起動する
・画面がフリーズする。タッチ操作反応しない
以上が今まで見てきた不具合になる。
※不具合が発生した場合は、輸入車のショップでは対応出来ない可能性があるので最寄の正規ディーラーに持ち込む必要がある。
MIB2 ナビゲーションシステムのソフトウェア確認方法を動画にて紹介する。
次に0637~0843のソフトウェアになる。
0637はゴルフ7 のコネクトというインフォメーションシステムが改良された希少モデルとなっている。ゴルフ7 の中では最もインフォメーションシステムが優秀なモデルとなっているのでゴルフ7 を購入予定の人はこちらのモデルがオススメである。
続いて、友人からソフトウェアバージョンが733~の場合に不具合があると言われたが、現時点で私のショップには入庫していない。
同様に0823~0843だが、私のショップで確認した最新バージョンは0843となる。それ以降のバージョンもあると思うが、これらのソフトウェアバージョンのナビゲーションシステムは殆ど不具合を見た事がない。
搭載モデルはPolo (AW)を確認している。
最後に1001~1203のソフトウェアバージョンになるが、実際にポロ GTIではリバースカメラがブラックアウトした症状があった。
しかしソフトウェアアップデートは無く、お客様に返却後からリアカメラについて連絡が無かった為、一時的に症状が発生してしまったと思われる。
1001~1203のソフトウェアを搭載しているモデルは、Polo(AW),T-CROSS,T-ROCを確認している。以下の画像と同じステアリングが取り付けられるいるのが対象モデルである。
このソフトウェアも今日まで大きな不具合で入庫していないので、0014~0032ソフトウェアを除き、MIB2のナビゲーションシステムはMIB1,MIB2と比べて非常に優れているのでナビゲーションシステムで困りたくない方にオススメである。
※ディスカバープロのナビゲーションシステムは正規ディーラーに車両持ち込みでの修理となるので、輸入ショップでは対応できない可能性が高いので注意していただきたい。