ゴルフのドライブレコーダーが故障してしまった!

Yuu
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3年近く使い続けて一度も壊れなかったコムテックのドライブレコーダー

コムテック ドライブレコーダー
性能はまあまあだった。

昨日久しぶりに実家へ帰宅していた最中に突然ドライブレコーダーが駐車録画を開始という音声が鳴り止まなくなってしまった。。。

走行中だった為に、音声を切る事が出来ず終始イライラしていた笑

ゴルフにはフロントとリヤに違う種類のドライブレコーダーを取り付けている。

今回故障してしまったのは、コムテックのドライブレコーダー。

コンビニに停車し電源を抜いた所で、イライラ問題は解消されたのだが、新しいドライブレコーダーが必要になった。

DR-S1 ドライブレコーダー
フロントだけで3万円もしていた、、、

そこで今回用意したのは、フォルクスワーゲン純正のDR-S1と言うドライブレコーダーを用意した。

ゴルフ7のドライブレコーダーの取り付けはAピラーさえ外せれば比較的簡単に取り付けられる。

ゴルフ7のAピラー部にはエアバックが付いており、事故等で破裂した際にAピラーが飛ばないようクリップに釣り針の様な返しが付いている。

先ずはAピラーを車内側へ引っ張り下記画像のように一段階外しておく。

Aピラー ピン
上手く外そうとしても、壊れてしまう。

このクリップを外すのが非常に厄介で、Aピラーには三箇所クリップが付いていて、その内上2つが返し付きのクリップとなっている。

クリップは再使用不可部品となっている。

今まで何十台かドライブレコーダーを取り付けてきたが、他の車両はクリップを逃す為にクリップ穴が大きくなっている箇所がある。

ゴルフ7はその穴がなく、上手く外さないとフレーム内に落としてしまうので注意が必要。

ボディからではなく、Aピラーから一旦外してボディに残すようにすると良い。その後は一番のクリップはボディに残したままにし、上から2番目のクリップはAピラーから外し上手く取れれば良いが最悪壊してしまっても構わない。

返し付きピン
ツメがボディに引っかかっている。

フレーム内に落とすと、クリップを回収する事は出来ないので異音の原因となる可能性がある。

(お客様の車では幸いに落としてないが、自分のゴルフに1度落とした笑)

ドライブレコーダーの位置はフォルクスワーゲンの指定だと運転席側に取り付けとあるので運転席側で位置決めをし、配線を取り付けタイラップで配線を固定していく。固定した後はAピラーを取り付ける。

ここで先ほどボディに残した一番上のクリップに上手くAピラー再度はめ込むのが難しい。ここさえクリア出来たら後は簡単な作業。

次は常時電源、ACC(アクセサリー)電源を確保し、アースに接続する。

初めにアースを取る。

運転席側のダッシュボード横のトリムを内張剥がし等で簡単に外せるので外していく。

アースポイント
奥のボルトどちらかでもアースが取れる。

13mmのソケットを使って写真奥のボルトどちらかを緩め、クワ型端子を嵌め込むとアースを取る事が出来る。

次はACC電源と常時電源の接続が必要で、電源の取り方は色々とあるけど2つずつ紹介する。

配線を通す為、足元のフットトリムを両方外す。これを外すにはトルクスT20が必要。

ボルトを外したら後は下に引っ張っると簡単に取れる。トリムが外れたら配線が通し易くなるので必ず外した方が良い。ここで気をつけるのが助手席側のフットトリム側に温風を出す為に熱い冷却水が通っている。金属のパイプがあり、ここにヒーターコアがあるのだがここに配線が当たらないように注意する。

(被覆が破けて漏電の恐れがある)

常時電源 アクセサリー電源
ここでアースも取れるが余りオススメしない(茶色の配線)

トリムを外した中央付近に配線の束があり、そこを少し強めに手前に引っ張ると配線から電源を取る事が出来る。

①赤の配線に緑のラインが入っているのがシガーソケットのACC電源であり、そこにエレクトリカルタップを用いて電源を確保する。

②次に常時電源は赤の配線に白ラインが入っている配線から常時電源を取る。

1.グローボックスの奥のヒューズボックスからACC電源を取る。

ツメ
ゴルフはまだ手で上げれるがパサートは必ず工具が必要。

ここからACC電源を取る為にはグローボックスを外す必要はなくツメを上に押し上げてグローボックスを下ろす形にする。

エアコンフィルターを交換する際は、この状態にすれば直ぐに交換出来る。

(画像右付近のカバー)

ツメが少し硬いので、内張剥がし等で上に押す。左右にツメがあるので少しコツが必要。

ヒューズボックス

グローボックスを下ろす事が出来たら、画像中央付近のSC42 20A(黄色のヒューズ)がシガーソケット電源なので、ヒューズから配線が出ている物を購入し配線を接続する。

(付属品のままだと接続が出来ないので配線加工が必要)

2.インフォメーションECUから常時電源を取る。

これは特殊工具が必要であり、場合によっては購入しないといけない。

インフォメーションECUのツメは特殊工具によってツメをサービスポジションにする事が出来る。

インフォメーションECU
左右両端下部に特殊工具を差し込む

インフォメーションECUを外し、コネクタの配線からやや太めの赤い配線から常時電源を取る。

コネクター
コネクタはレバー式になっている

メーカー推奨の電源の取り方は、上記の①、2を組み合わせた取り付け方となっている。

ドライブレコーダーの取り付けが終わったら、初めにドライブレコーダーにmicro SDを入れフォーマットさせドライブレコーダーにmicro SDを認識させる。

(自動的にやってくれるので3分程待つ)

フォーマットが終了したらエンジンを切り、約1分後にmicro SDを抜く。

※エンジンを切った後に直ぐmicro SDを抜くと過電流が流れヒューズが切れてしまう。

(自分自身、お客様にお渡しする際に何度かやってしまった。。。)

そして最後に初期設定を変更しないといけない。

初期設定の状態だと、駐車監視システムがOFFになっているのと、その他感度の設定を変更する必要がある。

付属のmicro SDをパソコンに差し込み、micro SD内のフォルダを確認する。

フォルダー

フォルダを開いたらSETTINGからDR-S1-VW_Settingというアプリケーションがあるのでそれをクリックする。

ドライブレコーダー 設定

クリックした後は、ドライブレコーダー設定に移り、各項目を自分の好みに設定し最後に保存押して終了となる。

2017年に起きた東名高速道路で煽り運転による夫婦死亡事故をきっかけに急速にドライブレコーダーが普及し始めて、もう多くの種類のドライブレコーダーがある。

やはり何か事故や煽り運転が起きて証拠があると無いとでは大きな差がある。

今まで仕事して来た中でも、ドライブレコーダーを付けてて良かったと話してくださるお客様を何人も見てきたので、まだ付けていない人は是非つけて欲しいと思った。

ドライブレコーダー 取付後

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整備士
現在29歳の男性。フォルクスワーゲンのプロショップでフロントスタッフをしています。 アストンマーティンDB9、マセラティ グラントゥーリズモを所有していました。 現在はメルセデスベンツ Cクラスに乗っています。 いかに安く維持するか日々節約との勝負でその奮闘記やちょっとした整備や雑談を紹介したいと思っています。
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