発表まで残り10日を切ったが、アストンマーティンの新型ヴァンテージはどのように仕上げてきているのだろうか?
発表されるまであと8日
昨年の5月頃だろうか?カモフラージュされた2台のロードカーが初めて目撃された。
1台はクーペモデル、
2台目はロードスターモデルになる。
DB12のカモフラージュモデルが既に確認されていたが、5月に確認された両モデルはリアが現行ヴァンテージと同じデザインという事が確認され、新型ヴァンテージの開発はほぼDB12と同時期に進められていた。
先日発表されたティザー画像では、DB12同様にアストンマーティンのブランド名が刻印されているサイドストレイクが明らかになった。
ここで思い浮かんだのが、「ONE-77」のサイドデザインである。
両車を見比べてみても、新型ヴァンテージは先代のヴァンテージの「く」の字型のフェンダー とは違いONE-77のドアからインスピレーションを得たと思われる「コ」の字型に変更されている。
エンジンに関しては、メルセデスAMGから供給されている先代のヴァンテージ同様のM177型ツインターボチャージャー付きV8が引き続き搭載されている可能性があるという。
ヴァンテージ AMRでは510馬力と625N•mとなり、充分過ぎるスペックであるが新型ヴァンテージにはAMRのスペックを超えてくるのか気になる所である。
しかし、悲しくもV12エンジンは先代のヴァンテージが最終モデルとなっており今後はV8エンジンやDB7以来の直列6気筒も復活するのでは?と私は考えている。
エクステリアデザインを確認していく。
カモフラージュモデルでも確認できる事は多い。
ヘッドライトがDB12のような縦長に戻り、ベイビーアストンと呼ばれ始めた2005年から2018年まで製造された3代目ヴァンテージに戻るような形となっている。
ヘッドライトの内部構造はDB12と似たような雰囲気になると思われる。
ボンネットのプレスラインやダクトも3代目ヴァンテージにから継承されるレイアウトとなり、他の何よりも注目したいのが新車時から「ヴェーンドグリル」を採用している事である。
先代のヴァンテージはヴェーンドグリルが装着されていなかった為、当時アストンマーティンの熱烈なファンから猛バッシングがあったという。その経緯から後々オプションとしてヴェーンドグリルが用意される程に、アストンマーティンの伝統グリルとなっている。
DB12が歴代のアストンマーティンの中でも素晴らしいデザインであり、この新型ヴァンテージの新たなフロントデザインにも大きく期待ができる。
サイドはフロントと比べ大きな変更は先程紹介したONE-77からのデザインを取り入れたのが最大の特徴である。
ドアミラーは、DB12と同様の形状をしており、新採用されているドアミラーはマウントの動きの1動作でも高級感を感じられた。
(マウント全体が動くのではなく、ドアミラーカバー付近のみが動く仕様となっている)
またホイールが私が好きな2スポークデザインであるのも嬉しい所である。
リア周りの多くを先代より継承していている。
マフラー出口が一回り大きくなり、ダクトが新たに増設されている。
インスタグラムで確認できるがテールライトはクリアテールを採用している。
2月12日に発表される新型アストンマーティン ヴァンテージは、
「完全なフーリガン」
という。フーリガンとはあばれ者や不良といった意味であり、よりスポーティさを連想させるキャッチコピーとなっている。
最高クリエイティブ責任者のマレク・ライヒマン氏は新型ヴァンテージはDB12 や今後登場さされると思われるDBS 後継モデルとは明確に区別されるという。
そしてマレク•ライヒマン氏は、
「とにかくよりスポーティになる」
と、語ったそうだ。
出典:Aston Martin | Iconic Luxury British Sports Cars | Aston Martin
出典:2024 Vantage GT3 race car breaks cover: here’s what’s next for Aston | CAR Magazine
出典:New 2024 Aston Martin Vantage Roadster in development | Auto Express
出典:Aston Martin Vantage: Live Pictures (roadandtrack.com)
出典:2020 Aston Martin Vantage AMR Manual Deserves to Shift Better (caranddriver.com)