ティグアンやパサートでエンジンチェックランプが点灯? フォルクスワーゲン ディーゼル車の定番トラブル。
故障頻度の少ないTDIではあるが…
フォルクスワーゲンのディーゼル車、ティグアンやパサートなどで気づいたらエンジンチェックランプが点灯しているケースが目立っている。
これはグロープラグECU(コントロールモジュール/リレー)の故障の確率が高く、多くのディーゼル車で交換してきた。

ゴルフ8や2021年以降のティグアンやパサートでは現在症状は確認出来ておらず、
主に2021年以前のディーゼル車での不具合が殆どになる。
その中でも特に中古車や走行距離5万km超の車両で頻発するトラブルでグローブプラグECUが故障すると以下のような症状が発生しやすくなる。
冷間始動性の悪化
特に気温5℃以下で顕著に起こる。
•白煙(未燃焼の燃料)が大量排出
•始動後にエンジンがガタガタ震える(アイドリング不安定)
暖機後は普通に走れるため「稀にエンジンの始動が悪いな」程度で放置されやすい。
エンジンのガタつき・振動・異音
グロープラグが正常に加熱されないため、シリンダー内の燃焼が不均一になり、アイドリングが荒くなる。アクセルを踏んでもレスポンスが鈍いケースも。
放置すると最悪の場合、エンジン始動不能に陥る可能性もある。費用も大きく掛からないので早めに交換するのが賢明になる。
入庫した車両

••年式:2019
•走行距離:41,995km
•主な症状:気温が低い時にエンジン始動が悪い時があった。
雪の日にエンジンを始動した時にエンジンチェックランプが点灯したまま消えなくなった。
走行中は特に異常なく、パワー低下もないという問診内容であった。
原因と診断方法

エンジン始動後の暖機用予熱制御が効かなくなり、チェックランプが点灯するのは典型例で主な故障コードは以下になる。
•P068400 オートマチック グロータイム ECU1 あてはまらない信号
「グロープラグECU=リレー動作不良」と判明した。
エンジンがかかった後は走行に支障がないため、予定を調整して後日交換した。
なぜグロープラグECUが故障するのか
ディーゼルエンジンのグロープラグは、寒いときにシリンダー内を予熱して始動性を確保する部品である。
この制御を担うのがグロープラグECU(J179リレー)になる。
エンジンルームのヒューズボックス内に収められ、エンジンECUと通信しながら通電を管理している。
故障の主な原因はリレー内部の電子部品や接点が内部不良になる。
予防/診断方法
先程、グローブECUのソフトウェア不良によって警告灯が点灯してしまうと説明したが、予防策として自分でソフトウェアを確認できるステップを紹介していく。
①ボンネットを開けて右上のヒューズボックスを開ける
②ヒューズボックス左の上の1番大きい「527」と印字されているリレーを取り外す。

③ハードルウェアバージョン HW:12未満
ソフトウェアバージョン SW:14未満


であるか確認し部品番号純正部品番号は04L907282Bであれば今後エンジンチェックランプが点灯する可能性がある。それ以外のものであれば対策済み又は交換済みの車両となる。
修理手順と費用目安
修理は基本的にグロープラグコントロールモジュールの交換で完了する。
手順は紹介するまでもないが、
- エンジンオフ、イグニッションオフ
- エンジンルームヒューズボックスカバーを開け、リレーを引き抜く。
- 新品リレーを装着し、診断機で故障コードをリセットする。
- 交換後、エンジンの始動を何度か行い問題が無ければ作業な終了となる。
以下、パサート ヴァリアント TDI グローブプラグECU交換工賃になる。
•交換工賃及び診断料等 4,000円
•グロープラグ ECU 26,000円 04L907282E
税込み価格合計 33,000円
よくある質問F&Q
問い合わせやコメント欄でいただく質問を先取りして回答していく
まとめ
フォルクスワーゲンのディーゼル車、特に2021年以前のティグアンやパサートなどでエンジンチェックランプが点灯する主な原因はグロープラグECU(J179リレー)の故障になる。
中古車や走行距離5万km超の車両で頻発し、寒い日の冷間始動悪化、白煙、アイドリング不安定などの症状が出る。
放置すると最悪エンジン始動不能になる恐れがあるが、ECUを交換するだけでほぼ完治する。費用も数万円程度と安い。チェックランプが点灯したらすぐに診断を受け、早めに交換しよう。自分でリレーのバージョンを確認するのも予防に有効だ。
あ
あ
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