ゴルフ7・ポロで「Pポジションに入れて販売店へ連絡」が出たらどうしたら良い?原因・走行可否・修理費を解説
警告灯が点灯したら先ずは安全な場所に
- 1 慌てなくて大丈夫。この警告は安全な場所まで自走可能なケースが大半
- 2 まず安全な場所に停車し、シフトを「P」に入れてエンジンを切る
- 3 5〜10秒待ってからエンジンを再始動。多くの場合、警告は一旦消える
- 4 再表示されてもメーター内の赤い警告灯(トランスミッション・エキゾースト)が同時に点いていなければ走行は問題なし
- 5 後日、ディーラーかVW専門ショップでマイクロスイッチモジュールの交換を依頼する
※修理費は約13,850円(工賃込み)。レッカー搬送までは必要ない症状だ。
ここ最近は減ってきたが、それでも数か月おきくらいに「メーターに『Pポジションに入れて販売店へ連絡』と表示されて焦った」という相談を受ける。
実は私自身のゴルフ7にも出た警告で、半年近く放置していたほどの軽微なトラブルだ。
この記事では警告の原因、対象車種、修理費をまとめた。VWゴルフ7・ポロオーナーなら誰にでも起きる可能性があるので、知識として持っておいてほしい。
この警告が出る対象車種
この警告はキーシリンダー型のシフトレバーを持つ車両(※稀にスタート&ストップボタン車両も)で発生する。具体的には以下の車種だ。
AWオーナーへ: 以前はシフトレバー本体を丸ごと交換する必要があり費用が高くついていたが、 2025年4月時点で同様のマイクロスイッチモジュール取付で対応可能 になった。VWの対応改善で修理費が大幅に下がった部品の一つだ。

走行を続けても大丈夫か?
結論から言うと、この警告だけが表示されているなら走行に問題はない。ただし他の警告灯と同時表示されている場合は別の判断が必要だ。
私の体験談: 私自身もゴルフ7でこの警告を経験した。最初は驚いたが、他の警告が出ていなかったので走行を続けて、結局半年近く放置していた。 それでも走行に問題は一切なかった。慌ててレッカーを呼ぶ必要のない警告だと、整備の現場でもよく言っている。
なぜこの警告が表示されるのか?
この警告の原因は、シフトメカニズム内部のPポジション位置を判別するスイッチの製造不良だ。乗り方や使い方の問題ではない。
シフトレバー内部には「今シフトがPポジションに入っている」ことを車両に伝えるスイッチがある。このスイッチの接点が製造段階での精度不良や経年で誤作動を起こし、実際にはPに入っているのに「入っていない」と誤検知してしまう。これが警告表示の正体だ。
なぜVWはマイクロスイッチで対応するようになったのか?
ゴルフ7も以前はシフトメカニズム本体を丸ごと交換する必要があった。だが、あまりにも交換台数が多かったため、VWが「マイクロスイッチモジュール」という小さな後付け部品を新たに開発・提供するようになった。
これによって:
- シフトメカニズム本体(高額)を交換せず、追加スイッチで補正できる
- 修理費が大幅に下がった(旧来8万円越え → 13,850円~)
- 作業時間も短縮(約4時間 → 約1時間)
マイクロスイッチ交換工賃
正確な金額は車種・年式・整備工場によって異なるが、ディーラーやプロショップで対応する場合の目安は以下の通りだ。(年々価格変動があり値段は上昇傾向にある)
マイクロスイッチ取付の作業手順
参考までに、私のショップでの実際の作業手順を紹介する。DIYでは推奨しないが、何が行われているかを知っておくと安心感につながる。
所要時間は3時間程度。複雑な部品交換に比べると比較的シンプルな作業だが、内装パネルの取り外しに専用工具と慣れが必要なため、専門ショップへの依頼を推奨する。
よくある質問(FAQ)
| P POSITION WARNING — FAQ | |
|---|---|
| よくある質問 — Frequently Asked Questions | |
| Q1 |
警告を放置したらどうなりますか? ▼
Aマイクロスイッチ自体の故障なので、放置しても他の部品に波及して悪化することはほぼない。ただし頻繁に警告が出るのは精神的に煩わしいし、シフトのPポジション関連の挙動(オートホールド、エンジン始動など)に影響が出る可能性はある。13,850円で済む修理なので、早めの対応を勧める。
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| Q2 |
警告が出たままエンジンが切れない・かからない症状はあり得ますか? ▼
A稀にある。Pポジション認識ができない結果、車両側が「シフトがPに入っていない」と判断してエンジンを切れない、再始動できない症状が出るケースだ。この場合はシフトを一度Nに動かしてから再度Pに入れる、もしくはエンジン停止からしばらく待つと復旧することが多い。頻発する場合は要修理。
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| Q3 |
新車保証や延長保証の対象になりますか? ▼
A製造不良に起因する問題のため、保証期間内であれば無料修理の対象になることが多い。新車保証3年、延長保証加入車両なら5〜7年。保証期間内ならまずディーラーに連絡して保証対応を依頼するべきだ。期間切れであっても2,5万円くらいなので大きな負担にはならない。
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| Q4 |
マイクロスイッチを取り付けても、また警告が出ることはありますか? ▼
Aマイクロスイッチ取付後の再発はほぼ報告されていない。VW側もこの部品で根本対応できることを確認した上で正式部品として提供している。1度交換すれば長期的に安心と考えてよい。
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| Q5 |
ゴルフ8やゴルフ8.5でも同じ警告が出ますか? ▼
Aゴルフ8・ゴルフ8.5はシフトレバーの構造が大きく変わっており(シフトバイワイヤ式)、この警告は基本的に出ない。今回紹介している警告はキーシリンダー型のシフトレバーを持つ世代特有のものだ。新型VWでは別系統の警告(バッテリーアシストエラーなど)が代わりに発生する。
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| Q6 |
DIYで自分でマイクロスイッチを取り付けることはできますか? ▼
A物理的な作業はDIY可能だが、取付後に診断機での基本調整が必要になる。診断機を持っていない場合、結局ディーラーかショップに持ち込むことになるため、最初から依頼する方が現実的だ。2,5万円という金額も、DIYで失敗するリスクを考えると割安。
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| Q7 |
中古車を買う前にこの問題を見抜く方法はありますか? ▼
A3つの方法がある。①整備記録簿で「マイクロスイッチ交換」「シフトメカニズム交換」の履歴を確認(対応済みなら安心)。②診断機でエラーコード履歴を販売店に確認してもらう。③試乗時に頻繁にエンジンON/OFFを繰り返して警告が出るかチェック。ゴルフ7・ポロ(6C・AW)の中古車購入時の確認ポイントとして覚えておきたい。
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| Q8 |
高速道路走行中に表示されたら止まるべきですか? ▼
A「Pポジション〜」の警告だけならそのまま走行を続けて最寄りのSAで休憩してから対応で十分。慌てて路肩に止まる必要はない。トランスミッション警告灯(赤)やエキゾーストワーニングが同時に点灯した場合のみ、最寄りのSA・PAで停車してレッカーを呼ぶ判断を。
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まとめ
- ゴルフ7・ポロ(6C・AW)で「Pポジションに入れて販売店へ連絡」が表示される原因は、 シフトメカニズム内のPポジション認識スイッチの製造不良。
- この警告だけなら 走行を続けても問題ない。 トランスミッション警告灯(赤)やエキゾーストワーニング同時表示の場合のみ停車・レッカー判断。
- 修理は マイクロスイッチモジュール取付で約2.3万円前後 (部品代13,550円+工賃7,000円+消費税)。
- 旧来のシフトメカニズム本体交換(80,000円〜)と比較して、 1/3〜1/4程度の費用 に下がった。
- ポロ(AW)も2025年4月時点で 同様のマイクロスイッチ方式に変更 された。
- 新車保証・延長保証期間内なら 無料修理対象 になる可能性が高い。
- 販売店が対応してくれない場合は、 「マイクロスイッチモジュール取付」と部品名を伝える か、別ディーラー・VW専門ショップに相談を。
- ゴルフ8・ゴルフ8.5はシフトバイワイヤ式のためこの警告は出ない。


私も「Pに入れて販売店に連絡してください」と表示され、販売店にすぐに連絡しましたが、理由がわからずじまいで対応が不親切でした。10年近くゴルフバリアントに乗っていますがいまでも頻繁に警告音と表示が出ます。高速道を走っている時にはびっくりしますが、販売店が不具合を知らん顔をするのでほっておいています。それでなくてもVWゴルフはリコールが多くて信頼性に欠けますね。
おはようございます。
ヤマさんコメントありがとうございます!
販売店はもう少し親身に対応していただきたいところですよね…警告灯も突然「Pに入れて~」と表示されても無理な状況もありますし非常に焦るかと思います。。
フォルクスワーゲンの車両は今一つ煮詰めが足りない気がします、、
ボディや安全性に関しては全く不満が無いのですが、電気系統や水廻りが弱いので、お客様へ案内していく上でも悩ましいところがあります。